MicrosoftのAIチャットボット「Copilot」が登場から1周年を迎えた。これを記念して同社はCopilotにいくつかの新機能追加とAIモデルの更新を発表している。
最大の変更は、Copilotの基礎部分をOpenAIの最新AIモデルであるGPT-4 Turboに更新したことだ。このモデルは、最大128,000トークンというはるかに大きなコンテキストを考慮し、より適格な回答を提供することができると、OpenAIは述べている。
最新のDALL-E 3との統合も重要だ。これはBing Image Creatorでは既に利用できる機能だが、Copilotからも利用できるようになり、これまで以上に高品質な画像を生成すること、そしてユーザーからのプロンプトをより正確に理解することが可能になっている。つまり、画像がプロンプトと一致することが多くなるはずだ。
また、Copilotでは、同社が「検索グルーディングを備えたマルチモーダル」と表現する機能も間もなく提供される。GPT-4Vを利用したこの機能では、画像の内容を一般的に説明するのではなく、画像の具体的な詳細が得られるようになるはずだ。
Microsoft Edgeブラウザーのユーザーは近々、ウェブサイトからテキストを選択し、Copilotにテキストを書き直させることができるようになる。
新機能には「コード・インタプリタ」も含まれている。Copilotユーザーにとってコード生成は目新しいものではないが、今回Microsoftが取り組んでいるのは、ユーザーが平易な言葉で説明したタスクを実行するコードをAIツールが自動的に生成できるようにすることだ。これは、プログラミングに慣れていないユーザーには便利だろう。
Source
- Official Microsoft Blog: Celebrating the first year of Copilot with significant new innovations
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