Microsoftは、2月7日午前10時(日本時間:2月7日午前3時)に、大規模なニュースイベントを行い、「いくつかのエキサイティングなプロジェクトの進捗状況」を発表するようだ。The Vergeによると、これは、郵送による招待状という形で先週発送され、2月6日月曜日にメディアに届いているとのこと。オンラインでの配信はされず、対面での発表となる。
Microsoftはすでに、DALL-Eのグラフィックデザインアプリ、自然言語プログラミングツール、AI翻訳とチャプターを備えたTeams Premiumサービスなど、OpenAIのエコシステムに大きく投資している。ChatGPTもAzureクラウドサービスに登場し、Microsoftは医学文献で学習させたGPTベースのテキストジェネレーターをリリースしたばかりだ。
だが、噂されているBingへのChatGPT搭載は、これまでで最も顕著なOpenAIとのコラボレーションとなるかも知れない。噂によると、Microsoftの検索エンジンは、質問に対する会話形式の回答のためにChatGPTを使用するとのことだ。カードや検索結果のリストではなく、まさに必要な情報をアシスタントが的確に回答してくれるようになるかも知れない。
このニュースに先立ち、Googleが検索と融合したAIチャットボット「Bard」について公開している。Googleは最終的にBardを公開する予定だが、まずは信頼できる一握りのユーザーに限定版を提供してから規模を拡大するとのことだ。同社は、OpenAIの製品で見られた倫理的・事実的な問題のいくつかを避けるために、Bardが「品質、安全性、根拠」の高い基準を満たしていることを確認したいと考えている。
Googleは当初、記述型AIの公開に消極的だったが、ChatGPTを検索ビジネスへの脅威と見て、同社が心変わりしたことを示唆する報道があった。一方、Microsoftは長年、検索分野での競争に苦しんでおり、これを機に一気にシェアを拡大したい考えだろう。OpenAIの技術は、特に現在ChatGPTが注目を集めていることもあり、そのありようによってはGoogleやその他の企業に対ししばらくは大きな優位性を持つことになるかも知れない。
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