MetaのTwitter(現在はX)対抗のマイクロブログサービス「Threads」が、リリース以来待ち望まれていた大きな機能追加であるWebブラウザからのアクセスに対応した。
Threadsは、ローンチ時に世界的な大ヒットを記録し、最初の1週間で1億ユーザーを獲得した。iOSで最も急成長したアプリの1つで、その傾向は数週間続いた。しかし、同社はユーザーの維持に失敗し、多くのユーザーが既に離脱素テイル。没落の理由はいくつかあるが、Webプラットフォームがなかったことも大きな要因のひとつだ(筆者も実際にそうだ)。だが現在、MetaはついにWeb用のThreadsプラットフォームを立ち上げ、閲覧・投稿が出来る様になったと報告している。
Threadsに待望のWebバージョンが登場し、Xの機能に近付く
当初、MetaのThreadsアプリは、かなり基本的な機能でローンチされ、ユーザーエクスペリエンスはX(旧Twitter)とかなり似ていた。TwitterのElon Musk CEOはその類似性に注目し、様々な機能を実装した。一方、Threadsはしばらくの間、新機能の導入に失敗し、ユーザー体験をごく標準的で退屈なものにとどめた。最終的に、このプラットフォームは数百万人、およそ70%以上のアクティブユーザーを失った。現在、同社はWeb用のThreadsアプリを立ち上げることで、再び地歩を固めようとしている。
とはいえ、ThreadsのWebバージョンの登場が即座にプラットフォームの成功に繋がる保証はないだろう。そもそも、このプラットフォームはモバイル版と多かれ少なかれ同じ体験を提供するからだ。このことが意味するのは、同社がコンテンツ制作者やユーザーが成長のために活用できる新機能を発表していないということだ。しかし、同社はXとのギャップを埋め、ユーザーがより良い選択ができるような新機能の導入に取り組んでいる。
MetaはThreadsのWeb版を世界規模で展開しているようだ。ただし、ユーザーによってはアクセス可能になるのが遅くなる可能性もある。
Threadsの発展のためにも、Metaは新機能の追加を迅速に行う必要がある。Xが今日の地位を確立するまでには相応の時間を要したが、ユーザーは同様のユーザー体験を提供するプラットフォームの出現まで待つつもりはないだろう。同様の機能を持っている代替アプリが使えると思って最初に飛びついたが、機能不足から見限ったユーザーがほとんどだろうからだ。
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