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米国防総省のリーク情報により、撃墜された中国の気球がかなりのスパイ性能を備えていたことが明らかに

先日、MinecraftのDiscordサーバーを通じて、米国の防衛機密文書を漏洩させた疑いで、マサチューセッツ州空軍のJack Teixeiraが逮捕されたが、彼が漏洩させた文書から、米国当局が中国の監視気球を最大4機まで把握していたことが明らかになった事を、The Washington Postが報じている。

これは、2月に米国本土上空を飛行して撃墜されたものよりも3つ多い。また、太平洋に位置する米空母打撃群の上空で別の気球が目撃されたが、報告されなかった。

一方、3機目の気球は南シナ海に墜落した。さらに、停止してから1週間以上経っても、当局はアメリカ大陸の気球のいくつかのセンサーやアンテナを確認できていなかった。

今回、情報当局が撃墜された気球を「Killeen-23」と分類していることが明らかになった。

Teixeiraは、Discordのチャットルームで複数の機密文書を漏らした疑いがあるとして、木曜日に逮捕され、スパイ活動法に基づき起訴された。

彼が違法に共有したとされる文書には、逐語録や機密文書を撮影し、共有したものが含まれている。

公式文書によると、他の気球は “Bulger-21” と “Accardo-21” と呼ばれていた。しかし、これらの気球が、米空母群の上空を飛んだり、南シナ海に墜落したものと同じものであるかどうかは、まだ明らかでない。

匿名の米国情報機関関係者がWashington Post紙に報告したところによると、気球には悪名高い犯罪者の名前がアルファベット順につけられていたそうだ。

このリークには、Killeen-23のソーラーパネルが1万ワット以上の太陽光発電が可能で、レーダーなどの「あらゆる」監視技術を作動させるのに十分な電力を生成できることを示す、国家地理空間情報局(NGA)の報告書も含まれていた。

合成開口レーダー(SAR)は、マイクロ波のパルスを地球に照射して画像を生成します。従来の光学センサーとは異なり、SARは夜間の撮影や、雲、煙、表土、氷、雪を透過して画像を返すことができる。また、SARは防水シートなどの薄い素材を透過し、その下にあるものを映し出すことができることが分かっている。

セントルイスにあるワシントン大学の准教授で、リモートセンシングを専門とするPaul Byrne氏は、気球が取得できたSARデータは、衛星のそれと大差なかっただろうと言う。だが、この文書には、Bulger-21が “ズーム可能なフルモーションビデオペイロード “を搭載していたことも記されていたようだ。気球は、より高解像度のデータを得ることができ、打ち上げも衛星を宇宙に投入するよりも「静か」であるため、「監視を行う有力な方法」であるとByrne氏は述べた。

実際、中国軍の研究者が何年も前からSAR機能を「近宇宙」車両に搭載することの利点について書いていると指摘し、2020年9月に中国軍の機関紙「PLA Daily」に掲載された記事では、飛行船や気球にレーダーや光電監視装置を搭載して、攻撃目標を探知する方法が紹介されているとのことだ。

Biden政権は2月、中国の監視気球への対応が遅かったとして、共和党から激しく攻撃された。政治家たちは、中国政府にスパイ活動の時間を追加させ、アメリカ人を危険にさらすことになったと主張した。


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