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Googleは、AI技術を搭載した「全く新しい検索エンジン」の構築と、現在の検索エンジンにAIに基づく新しい機能を追加するプロジェクト「Magi」に取り組んでいることが、The New York Times紙によって報じられている。この全く新しい検索エンジンは、「同社の現在のサービスよりもはるかにパーソナライズされた体験をユーザーに提供し、ユーザーのニーズを先取りしようとする」画期的な物になるとのことだ。

Googleの新たな検索エンジン

Googleは、「世界中の電話や家庭に新しいAIテクノロジーを搭載することができる」この新しい検索エンジンを作り上げるために、デザイナー、エンジニア、幹部からなるチームを編成しているとのことだ。

新しいGoogle検索エンジンはまだ初期段階にあり、いつリリースされるかは未定である。しかし、この新しい取り組みは、“検索体験を再構築するというGoogleの野望を示すもの”だ。

新しい検索エンジンは、“ユーザーが何を検索しているかによって、何を知りたいかを学習する”。さらに、“買うべきモノ、調べるべき情報など、あらかじめ選択された選択肢のリストを提供する”可能性があると言う。同時に、それはChatGPTやBingチャットのような、より会話的なものになるだろう。

2009年、Googleは検索結果を大幅にパーソナライズしようとし、実際にすべての検索結果がすべてのユーザーに対してパーソナライズされていると発表した。しかし、10年後、Googleはパーソナライゼーションが検索ユーザーにとってほとんどメリットがないことを認めている。検索におけるパーソナライゼーションは非常に限定的で、直前のクエリやユーザーの所在地に基づく一部のローカライズ以外には、大きく後退していた。これはプライバシーの問題だったのかも知れないが、今やGoogleはMicrosoft Bingや他のプレイヤーにシェアを奪われる可能性があると思われる存在になってしまっている。

プロジェクト「Magi」

Googleが全く新しい検索エンジンの開発に取り組んでいる一方で、160人以上のGooglerのチームが、既存のGoogle検索に新しい機能を追加する作業にフルタイムで取り組んでいる。これらの報道によると、このプロジェクトはコードネーム「Magi」と呼ばれており、早ければ来月にも一部のユーザーに公開される可能性があるとのことだ。

Magiは、靴の購入や航空券の予約など、検索者がそのまま取引を完了できるようにするような変更と共に登場するようだ。これは、Google検索が現在大きな利益を上げている既存の検索広告を取り入れながら、検索者が金融取引を完了することを可能にするものとなる。

これらの変更により、検索者は “ソフトウェアのコーディングや、ユーザーのリクエストに基づくコードの記述”に関する質問に答えることができるようになる。「Googleは、文書によると、コンピュータコードの回答の下に広告を配置する可能性があります」と、The New York Times紙は報告している。

その他のGoogleプロジェクト

Googleは、他にも以下のような取り組みを行っている:

  • Google Earthのマッピング技術にAIの力を借り、チャットボットとの会話で音楽を検索する。
  • GIFIは、AIを使ってGoogle画像検索の結果で画像を生成する。
  • Tivoli Tutorは、オープンエンドのA.I.テキスト会話を通じて、ユーザーに新しい言語を教えることが出来る様になる。
  • Searchalongは、GoogleのChromeブラウザでネットサーフィンをしながら、ユーザーがチャットボットに質問することが出来る。

Googleの広報担当者であるLara Levin氏は、The New York Timesに対し、「すべてのブレインストームデッキや製品アイデアが発売につながるわけではありませんが、以前にも述べたように、AIを駆使した新しい機能を検索にもたらすことに興奮しており、近々詳細をお伝えします」と語った。

加えて、Levin氏は次のような声明を発表した。「私たちは何年も前からGoogle検索にAIを導入し、検索結果の品質を劇的に向上させるだけでなく、Lensやマルチサーチなど、まったく新しい検索方法を導入しています。私たちは、質の高い情報を提供するために設定した高いハードルを維持するために、責任ある有益な方法でそれを行ってきました。すべてのブレインストームデッキや製品アイデアが発売につながるわけではありませんが、以前にも述べたように、AIを搭載した新しい機能を検索にもたらすことに興奮しており、近日中に詳細をお伝えする予定です」。

最後に、本日の報道によると、Googleは3月に“Samsungが自社の端末のデフォルト検索エンジンとしてGoogleからMicrosoftのBingに置き換えることを検討している”事を知り、Googleはパニックに陥ったとのことだ。同社とSamsungとの検索契約は、年間約30億ドル(4,000億円)の価値がある。

GoogleはBingのAI機能がSamsungが乗り換えを希望する理由と想定している。The New York Times紙は、「契約は交渉中であり、SamsungはGoogleに固執する可能性がある」と付け加えている。


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