Intelは、明瞭さ、読みやすさにこだわり、ソフトウェアエンジニア、そして特に弱視(ロービジョン)や視覚障害者の特定の要件に焦点を当てて作られた新しい等幅フォント・コレクション「Intel One Mono」を発表した。
オープンソースフォントライセンスの下、無料でアクセス可能なこの書体は、書体デザイン会社Frere-Jones TypeがIntelブランド・チームおよびグローバル・マーケティング・エージェンシーVMLY&Rと共同で制作した。
主な目的は、読みやすさを向上させ、眼精疲労を緩和し、開発者の疲労と闘い、コーディングエラーを最小限に抑えることだったが、デザイン・プロセスを通じて、弱視や目の不自由な開発者のパネルが積極的に貴重な洞察やフィードバックに貢献した。
さらに、Intel One Monoフォントはラテン文字を含む200以上の言語を包括的にサポートしている。この多用途フォント・ファミリーには、ライト、レギュラー、ミディアム、ボールドの4種類のウェイトがあり、それぞれに対応するイタリック体が付属している。
発表によると、ユーザーはリリースセクションからフォントビルドを入手できる。フォントは、使用するソフトウェアのドキュメントに従ってアクティブ化する必要がある。
さまざまな目的に応じて、異なるフォント・フォーマットが推奨される。.otf形式と.ttf形式はデスクトップでの使用に適しており、.ttfファイルはモバイルアプリにも適している。.woffと.woff2フォーマットはWeb用に最適化されている。
印刷用および画面表示用の推奨フォントサイズは、それぞれ7ポイントおよび9ピクセルだ。提供されるフォントは、特にWindowsプラットフォーム上で、画面の鮮明さと読みやすさを考慮して最適化されている。
隆起コロン、言語サポート、上付き/下付き/下付き数字、分数数字などの追加機能は、特定のオプションとCSSでアクセスできる。
sourcesディレクトリには、編集可能なフォントソースが.ufo形式で収められている。これらのソースは、フォントを修正するためにフォントエディタで使うことが可能だ。postscript と truetype のサブフォルダには、.otf と .ttf/.woff/.woff2 フォーマット用の別々のソースファイルがある。
インストール可能な フォント を生成す る には、 フォントエディタ の 「フ ォント生成」 機能を利用す ることができる。さまざまなフォーマットに対して、推奨される設定が提供されている。
複数のウェイトにまたがって編集を行うためのマスターが用意されており、補間を使って個々のウェイトやスタイルを生成することが出来る。別途保存されているヒンティングソースは、TrueType ベースのフォーマット用の手動ヒンティング指示を提供する。
開発者向けフォントが重要な理由
IDEや開発者ツールには、等幅のシステムフォントなど、一部のユーザーにとって眼精疲労や読みにくさにつながる可能性のある、劣悪なフォントが付属していることがよくある。フォントを切り替える機能があるにもかかわらず、多くのプログラマーは、コミュニティが支援する代替フォントを試してみるまで、その利点に気づかないのだ。
もしあなたが優れたフォントを使ったことがないのならば、この機会に一度取り入れてみることをオススメする。
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