Intelは、ドイツ・マグデブルクに300億ユーロ(5兆1,100億円)以上の投資を行うことを発表した。この契約には、ファブ建設のための政府補助金として100億ユーロ(1兆5,500億円)の合意も含まれている。この契約は月曜日に正式に締結された。Intelは、今回のドイツに新工場に加え、イスラエルにも新しい工場を建設する事が、昨日の報道から明らかになっている。
Intelのドイツ・マグデブルク近郊の敷地には、少なくとも2つのファブがあり、300億ユーロ以上の費用がかかると予想されているが、キャンパスへの投資総額はまだ決定していないん。Intelのプレスリリースによると、最初のファブは「当初の計画よりもさらに進んだ技術で」チップを製造するために使用される予定だ。とはいえ、具体的にどのプロセスノードでの製造を行うかは一切明らかにしていない。時期を考えると、オングストローム世代に突入するため、18A、20A、またはその他の高度なプロセスになるだろう。
Intelは、2022年11月に新プロジェクトに必要な土地を購入した。欧州委員会によるインセンティブ・パッケージの認可を受け、初期施設は4~5年以内に操業を開始すると予想される。
Intelは、ドイツでの新拠点建設に加え、イスラエルのキルヤット・ガットの工場も拡張する予定だ。同国のBenjamin Netanyahu首相によると、同社はイスラエルでの新工場建設に250億ドルを投資する意向とのことだ。この投資は、同国への国際的な資金拠出としては“前例のない”規模としている。
キリヤット・ガット工場は2027年に操業を開始し、少なくとも2035年まで継続すると予想され、イスラエル財務省は数千人の雇用を生み出すと見込んでいる。
IntelがReutersに発表した声明には、「イスラエルにおける製造能力を拡大するという当社の意図は、将来の製造ニーズに応えるという当社のコミットメントによるものであり、イスラエル政府の継続的な支援に感謝しています」と書かれている。
Intelはこれらに加え、フランスに新しいチップデザインセンター、ポーランドにパッケージングとテスト施設の開設を発表し、ヨーロッパへの投資を拡大している。
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