以前、Intelでは7nmプロセスとして知られていたIntel 4ノードだが、量産に向けた作業は順調に進行していることが、台湾のDigiTimesによって伝えられている。Intel関係者からの情報とのことだが、Intel 4は2022年下半期に量産される方向で進行中とのことだ。
これまでの遅れを取り戻すべく奮闘するIntel
約1カ月前、2022年のIEEE VLSIシンポジウムで、Intelは次の大幅な半導体生産ノードの縮小について非常に楽観的な見方を示していた。移植されたチップは、同じ電力で20%以上高速に動作するか、同じ周波数で電力使用量を~40%削減できるとのことだが、さらに、Intelが初めてEUVリソグラフィを採用したIntel 4ノードでは、高性能ライブラリ向けのトランジスタ密度も2倍(Intel 7比)になると述べている。
Intelは、10nmプロセスに中々移行できずに、何年も14nmプロセスでもがいていたことを考えると、Intel 4ノードの開発が順調に進んでいるというニュースは明るい報告だろう。
今日の報道は、Intel 4が良好な歩留まりで順調に回転しているに違いないと思わせるものだった。Intel 4は、Meteor Lake(Intelのコンシューマ向け第14世代Coreプロセッサ)とGranite Rapids(エンタープライズ)が予定通りに発売され、市場の潜在能力を発揮するために欠かせない要素だ。
新しいIntel 4プロセス技術の恩恵を受けるだけでなく、Meteor Lakeは、いわゆるフレキシブルタイルドアーキテクチャとFoveros 3Dパッケージング技術という、大衆市場向けの同社初のチップレットスタイルプロセッサになる。
DigiTimesのレポートには、Intel 3が2023年下半期に「製造ランプ」を通過する可能性があるということも報告されている。先月、Intelは、Intel 3がIntel 4に対して18%の性能優位性をもたらすと報告していた。
Intelの復活は自作市場にとっても非常に喜ばしいニュースとなるだろう。
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