Insta360は、広角アクションカメラ「Ace Pro」及びエントリーモデルの「Ace」を発表した。ドイツの老舗光学ブランドLeicaと共同開発されたこのアクションカメラは、Leicaの名に恥じない優れた光学性能を誇り、GoPro等の他社とは一線を画す画質を提供するという。
Ace Proは、毎秒24フレームの8Kビデオ撮影、最大120fpsの4K UHD、240fpsのスローモーションフルHDを提供する。
アクティブHDRによって、「明るい部分と暗い部分の両方があるシーンの撮影に特に役立ち、ハイライトとシャドウのディテールがより鮮やかになり、映像がより鮮やかになる」と、同社は述べている。
H.264およびH.265ビデオエンコーディングは当然として、既に同社の360度カメラ、アクションカメラでも威力が証明されている優れた手ぶれ補正機能「FlowState」や、動画を水平に保つのに役立つ360°ホライゾンロックも搭載されている。また、映像に合わせて16ビット/48kHzの音声をキャプチャーできるトリプルマイクアレイも装備されている。
大型の1/1.3インチタイプのイメージセンサーは、開放F2.6、16mmのLeica Summaritレンズを装着し、4800万画素の静止画撮影も可能だ。撮影モードも5つ(インターバル、バースト、スターラプスを含む)が用意されている。
Insta360は、「カスタムトレーニングされたAIニューラルネットワーク」が映像からノイズを除去する低照度PureVideoモードをはじめ、動画内の重要な瞬間を選択し、カメラ内レビュー用にハイライトを再生するハイライトアシスタントや、プリセットまたはカスタムキーワードを使って動画にダイナミックなエフェクトを追加できるAIワープ機能など、AIの利用も進められている。
Proのネイティブの光感度範囲はISO100からISO6,400となる。また、3つのカラープロファイル、画質を損なうことなく2倍でズームイン/ズームアウトできる機能が搭載されており、スクリーングラブよりも高画質でビデオ映像から静止画を生成するフォトグラブ機能もある。
また、2.4インチのフリップアップ・タッチスクリーン・ディスプレイにより、フレキシブルな撮影が可能で、手を振ることで録画の開始/停止や集合写真のスナップができるジェスチャー・コントロールもある。もちろん、ハードウェアやアクセサリーに素早く取り付けられるマグネット式マウントシステムも健在だ。
バッテリーは1,650mAhが搭載され、1回の充電で最大100分の使用が可能。30Wの急速充電に対応しており、22分で80%の容量まで充電できる。Bluetooth 5.1と802.11acデュアルバンドWi-Fiが内蔵され、すべてのコンテンツはmicroSDカード(別売)に記録される。
単体で水深10m、オプションのダイブケースを装着すれば水深60mの防水性能を備え、ウィンタースポーツでは-20℃の低温でも動作する。Aceシリーズはまた、GPS、スピード、その他のメトリックスを映像に重ね合わせることができるように、「Apple Watch、Garminデバイスとシームレスに統合する」初めての製品であるとのことだ。
Ace Proのサイズは71.9 x 52.15 x 38.5 mm、重量は179.8 g。一方、6K/30fpsビデオで、1/2インチタイプのセンサーを搭載したエントリーモデルの「Ace」も用意される。価格はAce Proが67,800円、Aceが55,000円となる。販売はInsta360公式ストア、またはAmazonなどで11月21日から販売が開始されている。
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