DJIは、FPVドローン「Avata」、アクションカメラ「DJI Osmo Action 3」と、新製品を次々に発表しているが、この怒濤の新製品ラッシュはまだ続くようだ。ドイツのWinFutureは、近日発売すると見られている同社の新たなスマートフォン用ジンバルの公式画像を先行公開した。その中には、エントリーモデルに位置づけられるDJIの新ジンバルも含まれている。
新型スマートフォン用ジンバル「DJI OM 6」
DJI OM 6は、以前は「Osmo Mobile 6」と呼ばれていたスマートフォン用ジンバルだ。DJIは前モデルで複数のカラーを提供していたが、このモデル世代ではおそらくダークグレー1色のみの展開となる模様。
前モデルで取り入れられたマグネット着脱機構は継続される。そして新モデルのデザインは更にコンパクトになるようだ。そのため、格納式ジンバルアームの形状を再度見直し、ヒンジの位置も若干変更されている。加えて、これまでと大きく異なっているのは操作部分だろう。
DJIは、操作ボタンの配置を見直すだけでなく、ハウジングの左側面に回転ホイールを追加で組み込んでいる。これは、正確なズームとフォーカスの設定を可能にすることを目的としているようだ。その他、従来通り3軸手ブレ補正を搭載し、ActiveTrack 5.0により、被写体が回転しても常に遠くから追尾し、画像の中央に表示することができる。
それ以外の視覚的な変更は限られており、バッテリー残量インジケータを変更し、マニュアルモードに切り替えるボタンとともに、ジンバルアーム取り付け部の下の黒い帯の中に配置している。
OM 6のバッテリーは1,000mAhの容量で、OM 5と変わらず、ほぼ6.5時間の駆動が可能と言われている。満充電までは、およそ1.5時間。ジンバル本体の重量は309g、マグネットクランプの重量は31gなり、スマートフォンを含まないパッケージの総重量は340gだ。メーカーによると、使用するスマートフォンの重量は最大290gまで対応可能とのこと。
新エントリー向けジンバル「DJI OM SE」
DJI OM 6に加え、DJI OM SEまたはDJI Osmo Mobile SEと呼ばれる、大幅に安価な新しいDJIジンバルの製品画像も公開された。OM 6に搭載された拡張パーツを排除し、一種の廉価版として販売されるようだ。省かれた機構にはズームホイールがある。マグネットクランプ機構や、おりたたんでコンパクトになるところは同様のようだ。
内蔵バッテリーは2,600mAh(OM 6に比べてかなり多いが、これは誤りの可能性もありそうだ。)最大8時間の駆動が可能とされている。また充電時間は2時間だ。DJI OM SEは、単体で352gとなる。マグネット式の携帯電話ホルダーと合わせると、383g。こちらも、搭載できるスマートフォンの重量は最大290gまでとなる。
DJI OM SEと呼ばれる新しいジンバルは、OM 6よりも大幅に価格が下がっており、 WinFutureの情報によると、新しいDJI OM 6は179ユーロで、より安い新型は市場投入時に109ユーロで販売される予定だそうだ。
DJIは9月22日22時(日本時間)の製品発表を予告しており、まもなく詳細が明らかになる。
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