Counterpoint の最新の調査によると、世界のスマートフォン市場の収益は2021年に4,480億ドルを超えた。半導体不足やコロナ禍による行動制限により世界中のサプライチェーンが打撃を被ったにもかかわらず、前年比7%、前四半期比20%の成長を遂げたという。
AppleのiPhoneの収益は、2021年に前年比35%増の1960億ドルに達し、四半期ベースで過去最高の収益を上げた見られる。また、同年の世界のスマートフォン総売上高におけるシェアの44%を獲得している。
スマートフォンの平均販売価格(ASP)は前年比12%増の322ドルと、これも過去最高。これは主に、4GモデルよりもASPが大幅に高い5Gスマートフォンのシェアが伸びたこと、AppleがiPhone 13の販売で成功し、ASP全体で14%の成長を記録できたことが大きな要因と見られる。Xiaomi、vivo、OPPO、realmeなどのOEMが、インド、東南アジア、東ヨーロッパなどの新興市場で手頃な価格の5Gスマートフォンを販売したこともあり、その結果、5G対応のスマートフォンは、2020年の18%に対して、2021年には世界のスマートフォン出荷の40%以上を占めている。
スマートフォンの上位5ブランドは、スマートフォン全体の売上高の85%以上を占めている。Samsungのスマートフォン売上は前年比11%増、XiaomiとOPPOはそれぞれ49%、47%増となった。急速な拡大の中、XiaomiとOPPOの両社は最近、プレミアムスマートフォン分野で世界規模のAppleに直接挑戦する計画を打ち出している。
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