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Apple折りたたみ式ディスプレイを搭載したMacBookを開発する可能性についてお送りしたが、この全く新しい分野を開拓する製品に関して、それが一体どういった形状になるのか、現時点で考えられるいくつかのイメージについて、MacRumorsが伝えている。

考えられるのは3つのデザインだという。

全画面MacBook

一番画期的かつ可能性が高いものは、クラムシェルデザインの内部全体に広がる折りたたみディスプレイを搭載した「全画面型」のMacBookだ。これは主に二通りの使い方を想定しており、折りたたむとオンスクリーンキーボードを備えた今までのようなMacBookとして使え、広げて外付けキーボードを繋げれば大画面のディスプレイとしても使えるような製品だという。

ただし、macOS自体が、タッチ操作ではなく、トラックパッドやマウスによる間接的な入力用に最適化されていることや、タッチスクリーンベースのMacを提供することに対してAppleが否定的な姿勢を以前より打ち出していることから、実現可能性について懐疑的な声もある。実際、タッチスクリーンキーボードについて、いまだ物理キーボードとは使い勝手に雲泥の差があることも事実であり、その点も考慮に入れる必要がある。

物理キーボード付きの折りたたみ式ディスプレイ

もう一つのアイデアとして、以前MacBookに搭載された「Touch Bar」を拡張した形が考えられる。これは、キーボード上部まで及ぶ縦に長いディスプレイをヒンジ部分で折れるようにしたものだ。この場合、物理キーボードやトラックパッドの利点を維持しながら、より大きなディスプレイを搭載することが可能となる。

folddable MacBook Pro concept
折りたたみ式MacBook Proのコンセプト画像(出典:Majin Bu

そしてこのデザインの最大の利点は、Touch Bar採用時に猛批判を浴びた「ファンクションキーの犠牲」を伴うことなく、Touch Barを復活させることができることにあるだろう。実際、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長 Craig Federighiは「Touch Barを搭載したMacBook Proは、他のタッチスクリーンラップトップが引き起こす人間工学的問題を回避できる」として、Touch Bar採用に対して積極的な姿勢を示していた。

Macを使うときの人間工学は、手を表面に置いて使うもので、腕を持ち上げて画面をつつくのはかなり疲労するものだとつくづく感じています。

Craig Federighi

Touch Barが復活するかどうかにかかわらず、この方法でMacBookのディスプレイを拡張すれば、タッチ入力のための新しい場所を提供しながら、画面に触れるために腕を上げないというAppleの人間工学的要求を満たすこともできる事は確かだ。

この場合、20インチのディスプレイサイズはより妥当なものとなり、2006年から2011年にかけて同社が提供した17インチMacBook Proのように、16インチモデルの上に位置するさらに大きなMacBook Proをラインアップする可能性が出てくる。

そもそも折りたたみ式「iPad Pro」の可能性

全画面でタッチ操作ベースのデバイスとなると、そもそもがmacOSによるものではなく、iPadOSによるデバイスである方が理にかなっている可能性も高い。実際、macOS搭載の折りたたみ式MacBookという物がタッチ操作にも対応した場合、iPad Proの領域を侵してしまう可能性が高いからだ。

foldpad filmic twitter

実際これについてはAppleが現在明らかにしている姿勢からも可能性が高いように思われる。タッチスクリーン搭載Macについて質問をされたAppleのハードウェアエンジニアリング担当上級副社長 John Ternus氏はこう答えている。

私たちはiPadで世界最高のタッチコンピューターを作っています。そのために完全に最適化されています。Macは間接入力に完全に最適化されています。それを変える理由は、特に感じていません。

John Ternus

また、BloombergのMarc Gurman氏が以前述べた内容では、Appleがタブレットとラップトップの間の「境界線をさらに曖昧にする」可能性のあるさらに大きなiPadモデルに取り組んでいるとのことだった。

Appleは、エンジニアやデザイナーが、早ければ数年後に店頭に並ぶ大型のiPadを研究していると聞いています。Appleは2022年に現行サイズで再設計されたiPad Proに注目しているため、来年には登場しない可能性が高いですし、全く登場しない可能性もあります。しかし、大きなiPadは、私を含む多くの人々にとって完璧なデバイスであり、タブレットとラップトップの間の境界線を曖昧にし続けることでしょう。

Mark Gurman

現在、少なくとも2つのAppleサプライヤー、BOEとLG Displayが、将来のiPadモデル用に、より大きなサイズの有機ELディスプレイをAppleに供給する準備を進めているという。

実際にこういった大型の折りたたみ式ディスプレイデバイスが開発されているとして、その発売はいつになるのだろうか。

これについては2025年以降になると、Young氏は述べている。恐らく出るとしても、まずは折りたたみ式のiPhoneが先ではないかとのことだ。

他社からは既に折りたたみ式スマートフォンが発売され、一部好評を博している様だが、Appleは完成度の高いデバイスを発売するために、これまで通り特に慌てて製品を出したりと言ったこともなく、王者の余裕を持ってまだ数年は折りたたみ式デバイスを発売しないようだ。

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