市場調査会社のIDCは、2024年にゲーミングPCとモニターが成長するとの予測を発表した。モニターについては、2023年と比較して成長が続くが、ゲーミングPCについては、2023年の出荷台数の減少から増加に転じる可能性があるとのことだ。
2023年、ゲーミングPC分野の出荷台数は13.2%減という大幅な減少を記録し、4,400万台となった。2024年には、ゲーミングPCは回復が見られ、1%の緩やかな成長率が見込まれる。特に、ノートPCがこの成長の主な牽引力になると予測される。
ゲーミングモニターについては、価格の低下により 2023 年には 20.3%成長したが、2024 年も成長が続き、出荷台数は 2,220 万台、成長率は 13.6%となる見込みである。
IDCのMobility and Consumer Device TrackersのリサーチマネージャーであるJitesh Ubrani氏は、この予測について次のように述べている:
「世界経済は苦境を続けているが、ゲーミングPCの出荷台数は、持続的な需要によりやや活況を呈しています。最も重要なことは、市場のプレミアムセグメントが好調を維持しており、景気の影響を受けにくいと思われる熱心で裕福な購買層のおかげで、今後数年間も成長が続くであろうということで、価格設定が上昇傾向にあることです」。
IDCは今年以降の予測として、ゲーミングPCの出荷台数は2028年までに5,200万台に達し、モニターは同時期に2,960万台に達すると予想している。ゲーミングモニターは年々値下がりしており、低価格を求めるユーザーにとっては喜ばしいことだが、残念ながらゲーミングPCはノートPCやプレミアムGPUの需要により平均販売価格は今後も上がる見込みだ。
IDCのデータによると、2023年のPC市場全体の出荷台数は減少した。インフレ率の上昇と金利の上昇により、人々が購入できるものは限られている。ただし、2024年はAI PCに牽引され、市場の拡大が予測されている。
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