Epic Gamesは、Epic Games StoreでNFTと暗号通貨を統合したゲームを許可する方針を再度明確にした。他のプラットフォームがNFTの使用を禁止する中、Epicは自社のゲームでは使用しないものの、この技術の使用については許可する方針を一貫して覆していない。
Epic Games StoreでのNFTの禁止を求めるアカウントに返信したEpic GamesのCEO、Tim Sweeney氏は、「開発者はゲームをどう作るか自由に決めるべきで、それをプレイするかどうかはあなたが自由に決めることです。ストアやOSメーカーは、自分たちの意見を他人に押し付けて干渉すべきではないと考えています」とツイートしている。この発言は、Microsoftが『マインクラフト』でのNFT開発を禁止し、複数のユーザー開発プロジェクトを停止させたことを受けてのものだ。
Epic Gamesのこの姿勢は、昨年10月にSteamがNFTゲームを禁止した後のEpicの対応と一貫している。Sweeney氏は、Epicがゲームに暗号通貨を使用することはないが、「“関連する法律に従い、条件を開示し、適切なグループによって年齢評価される限り”、そうしたゲームはEpic Games Storeプラットフォームに場所を確保する」と断言している。
NFT、そして暗号通貨全般は、依然として物議を醸し出し、混乱を招くトピックだ。この技術は、ユーザーを騙すために使用されたこともある。最近の例では、モンスター収集ゲーム「コロモン」になりすました詐欺師が現れ、開発元が声明を発表している。また、ある種のNFTは電力を大量に消費し、実用性はほとんどないため、この技術が環境に与える影響についても懸念が続いている。UBI Softのようなゲーム会社が独自のNFTプログラムを導入した際も大きな反発を呼んだこともあった。
Epicとしては、一貫してゲームの楽しさを追求し、それ以外の関連することはユーザーが自由に(法律に違反しなければ)すればいいというスタンスを(Sweeney氏がCEOのうちは)今後も崩さないだろう。
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