中国国営メディアである人民日報の英語版子会社「Global Times」が、TeslaやTwitter CEOのElon Musk氏に対して、新型コロナウイルス(COVID-19)が中国武漢の研究所から流出したウイルスによって引き起こされた人災であるとする、いわゆる「ラボリーク」説を推し進めることについて警告を発したと、CNBCが報じている。CNBCによると、Musk氏が、先日米国エネルギー省が「信頼度は低い」としながらも、新型コロナウイルスが武漢の研究所から拡大したとしている評価を支持することに方針転換をしたという報道を共有したことに対しての警告のようだ。
CNBCのEunice Yoon記者によると、Global Timesのソーシャルメディアページからの警告は2月28日の朝発見された。Global Timesは、TeslaとTwitterのCEOが、パンデミックの起源が武漢の研究所にあると主張するツイートに反応した後、Musk氏に「中国の壺を壊す」ことになりかねないと警告したとのことだ。
ちなみに、このことわざは、「自分を養ってくれている人の手を噛む」という慣用句に似ているとのことで、Teslaにとって2番目に大きな市場である中国の重要性と上海に巨大な工場を保有している同社に対して、不義理を働くなと言いたいのかもしれない。
米国エネルギー省は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが武漢の研究から流出したウイルスによって始まったと「低い信頼性」の元で結論付け、ホワイトハウスに報告している。この「ラボリーク」説に関しては、FBIも2021年に「中程度の信頼度」で報告を提出している。
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