世界有数のドローンメーカーであるDJIは、先日、創立16周年を迎え、中国・深センの新本社上空で華やかなドローンショーを開催した。
まだスタートアップのイメージも強かったDJIだが、創立から16年も経っていたことには驚かされる。2006年の創業以来めざましい成長を遂げてきた同社は、ドローン企業としての地位を確立しているのみならず、最近では映像分野への意欲的な挑戦も進んでいる。
同社の躍進は、2013年、DJIは当時市場に出回っていた他のドローンよりも使い勝手の良いドローン「Phantom」によって始まったが、同社が真の成功を収めたのは、2015年に発売された「DJI Phantom 3」からのことだ。
DJI Phantom 3の成功後、同社は高い人気を誇るDJI Phantom 4をリリースし、2016年にはDJI Mavic Proをリリースし、折りたたみ式ドローンのトレンドの火付け役となった。その後、世界的なドローンメーカーとしての地位を確固たるものにしていることは、既にご存じのことだろう。
先日、独創的なDJIの新本社上空で行われたドローンショーは、DJIの素晴らしい成長と成功を祝うにふさわしいものだ。
とはいえ、同社の行く末が今後も安泰かどうかは、政治的な駆け引きも伴ってくるだろう。米国政府による制裁の中で、同社がどれだけ成長していけるかどうかが注目される。
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