DJIは、同社製のドローンが、米国商務省およびカナダ・サイバーセキュリティセンターが共同で設立した重要なセキュリティベンチマーク認証に関するテストに合格した事を発表した。
DJIにとって、この世界的に認められたセキュリティ基準を達成することはとても重要なことだろう。同社は、同社のドローンがユーザーデータを中国の国家機関と共有しているとして、米国国防総省のブラックリストに入れられるなど、度重なるネガティブな事態に陥っていたからだ。
DJI Core Crypto Engineは、暗号、鍵管理、プラットフォームID、セキュアブート、セキュアライフサイクルステート(LCS)など、プラットフォーム全体の基盤となるセキュリティサービスを提供するファームウェアハイブリッド暗号モジュールで、暗号モジュール検証プログラム(CMVP)に合格し、連邦情報処理規格(FIPS)140-2を取得した。
DJIが指摘するように、FIPS 140-2準拠は、実用的なセキュリティベンチマークおよび現実的なベストプラクティスとして、政府および非政府セクターで世界中に広く採用されている。この規格は、検証されたハードウェアが特定のセキュリティ要件を満たしていることを保証するものだ。
DJIはさらに、DJI Core Crypto Engineを搭載したすべてのドローンは、レジャーでの飛行やビジネスでの運用にかかわらず、信頼性が高く、権威があり、世界的に認められているセキュリティ基準であるFIPS 140-2に確実に準拠するとしている。「これは、この仕様とさらなる安心感を必要とする企業や政府のお客様にとって特に重要なことです」とDJIは述べている。
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