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Tensor G3の詳細仕様がリーク、合計9個のCPUコア、より高速なUFS 4.0ストレージサポート、改良されたTPUなどを搭載

Googleが2023年に発売すると見られる新型Pixel 8ファミリーに採用される「Tensor G3」チップセットの仕様が大規模にリークされた。現行のTensor G2からの着実なアップデートが見られるが、昨年の発表時にも言及されたように、Googleは最初からQualcommやMediaTekの最新チップセットと競合するつもりはないようだ。

Tensor G3はAV1エンコードをサポートする初のスマートフォン用SoCになる

Tensor G3のリークは、以前から大量の正確な情報をリークすることで知られているKamila Wojciechowska氏からの提供となる。

同氏によると、CPU構成は、9つのコアから成り、3.00GHzで動作するシングルCortex-X3コア、デフォルト周波数2.45GHzのCortex-A715コアが4個、Cortex-A510高効率コアが4個になるという。GPUは、10コア、周波数890MHzのArm Mali-G715となりそうで、もちろんレイトレーシングにも対応している。ご覧のように、Tensor G3は、今後登場するSnapdragon 8 Gen 3Dimensity 9300に採用されると見られる、Cortex-X4や、Cortex-X720、Cortex-A520から丸々1世代遅れているが、Googleが最速や最高率に重点を置いていないのは昨年も同様だ。

Tensor G3に関して、製造プロセスについて言及されていないが、この場合、Samsungの第3世代4nm技術が利用されると考えられる。また、Tensor G3は、未発表のExynos 2300をベースにしているようだ。

加えて、G3はAV1エンコードをサポートする最初のスマートフォン用SoCとなり、MFC(Multi-Function Codec)が8K30ビデオのデコードとエンコードをサポートするようになった。これは、Pixel 8のハードウェアがビデオ撮影時に前述の解像度とフレームレートをサポートできるものの、過熱とストレージ消費の問題から、そうならないことを意味するとWojciechowska氏は考えている。コードネーム「Rio」と呼ばれる新しいTPUは、Tensor G3では1.10GHzで動作し、Tensor G2のTPUよりも大幅にアップグレードされていると報告されている。

しかし、UFS 4.0のサポートによる読み書きの高速化はもちろん、アプリの起動が格段に速くなり、デバイス全体が著しく滑らかに感じられるなどの改善が期待されるが、Tensor G3は他の分野では前モデルと比較して大きな改善は見られないと思われる。

GoogleがTensor G3にArmの最新のCortex-X4およびCortex-A720コアを採用しないことを再び選択したことには毎度の事ながら失望させられるが、最終的な使用感に繋がる部分で、TSMCではなくSamsungを製造パートナーに選択したことで、加熱に悩まされないことを願いたいが、それがクリアできれば今年もPixel 8ファミリーはマシンスペック部分以外の所でユーザーにその性能を訴求でき、Androidスマートフォンとしての地位を更に確立する事も出来るだろう。


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