あなたの好奇心を刺激する、テックと科学の総合ニュースサイト

テクノロジー系情報サイト「Tom’s Hardware」がなんと90種類ものCPUグリスをテストし、価格帯、等に分けてオススメ商品を紹介してくれている。

自作PCユーザーならば気になるこの比較、日本では取り扱いのない製品も一部あるが、中々興味深い内容なのでご紹介しよう。

ちなみに、先日ドイツのテック系サイト「ComputerBase」が行った食品や歯磨きの放熱性能テストへのオマージュか、歯磨き粉のテストも行っている。

ちなみに、日本ではあまり聞かれないが、CPUやGPUなどのチップとヒートシンクなどの冷却デバイスとの間に用いられるものは「Thermal Paste(サーマルペースト)」と呼ばれ、コンパウンド、グリス、液体金属などが含まれるが、本稿では分かりやすいように、便宜上「グリス」と記載する

グリスは、その配合により,導電性または非導電性を示すことがある。導電性のグリスは、2点間で電流を流すことができるため、他の部品にグリスがしみ出すと、電源を入れたときにマザーボードやCPUにダメージを与える可能性がある。一滴でもPCの故障につながるので、十分な注意が必要だ。

液体金属グリスは、ほとんどの場合、導電性を持っているため、シリコングリス等より性能が良い反面、塗布時に注意が必要だ。

非導電性のグリスならば、もちろんそういった心配は必要ない。

ここでは、Tom’s Hardwareによる最高のグリスを、日本で手に入るものを抜粋して紹介する。

ベスト・プレミアム(スタンダード)CPUグリス

1. ProlimaTech PK-3 Nano Aluminum

  • 導電性:なし
  • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=11.2
  • 使いやすさ(1=難しい、5=簡単):4.5
  • 相対パフォーマンス(1=悪い、5=非常に良い):4.0
  • グラム単価:2,300円

ProlimaTechPK-3 Nano Aluminumは、アルミニウムと酸化亜鉛を含む適度な粘性のあるグリスだ。このペーストは安定性が高く、あらゆる表面に簡単に塗ることができ、清掃も簡単だ。性能は最高だが、問題はその価格だろう。ただし、1.5gの商品は9,000円するため、買うなら5gで1万円超えがオススメだが、グラム単価で見ると安いとは言え、初期投資は高くなる事に注意が必要だ。

2. Thermal Grizzly Kryonaut

  • 導電性:なし
  • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=12.5
  • 使いやすさ(1=難しい、5=簡単):4.5
  • 相対パフォーマンス(1=悪い、5=非常に良い):4.0
  • グラム単価:3,000円

    Thermal Grizzly Kryonautは、安定性に優れたマイルドな粘性のグリスで、液だれにも強く、作業も簡単だ。このペーストは塗布と清掃が非常に簡単で、システムビルダーに愛用されている。

    3. Cooler Master MasterGel Pro v2

    • 導電性:なし
    • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=9.0
    • 使いやすさ(1=難しい、5=簡単):4.5
    • 相対パフォーマンス(1=悪い、5=非常に良い):3.5
    • グラム単価:2,900円

      厚くしなやかな粘性、塗布時の良好な安定性が特徴。 MasterGel Pro v2は作業しやすく、塗布が簡単で、後始末も簡単。

      4.Arctic MX-5

      • 導電性:なし
      • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=6.0
      • 使いやすさ(1=難しい、5=簡単):4.5
      • 相対パフォーマンス(1=悪い、5=非常に良い):4.0
      • グラム単価:2,750円
      • 導電性:なし
      • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=6
      • グラム単価:2,750円

      MX-5は、シリコンまたはシリコーンをベースにカーボンの微粒子を配合した、エンスージアスト向けの新しいコンパウンドである。 滑らかで粘性のあるコンパウンドは、薄い歯磨き粉のような流動性があり、塗布と洗浄が容易で、クーラーテンションが高いときに非常に滑らかで速い広がりを見せるが、垂直面に塗布すると垂れたり流れたりする傾向がある。

      このペーストは、Arcticの新型MX-6の発売に伴い、在庫が無くなり次第、販売終了となる。

      5. Noctua NT-H1 (コスパ最高評価)

      • 導電性:なし
      • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=不明
      • 使いやすさ(1=難しい、5=簡単):4.5
      • 相対パフォーマンス(1=悪い、5=非常に良い):4.0
      • グラム単価:191円

      NoctuaのNH-H1は、比較的粘度の高い安定したコンパウンドで、簡単に塗布でき、後始末も簡単だ。スクリューオンキャップのシリンジは、乾燥を防ぐためにコンパウンドの寿命を維持し、予算に応じた魅力的なペーストとして価格設定されている。このペーストを使えば、ほとんどのビルドに十分対応できる。

      6. Gelid GC-Extreme (コスパ優秀製品)

      • 導電性:なし
      • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=8.5
      • 使いやすさ(1=難しい、5=簡単):4.0
      • 相対パフォーマンス(1=悪い、5=非常に良い):3.5
      • グラム単価:476円

      Gelid GC-Extremeは適度な粘性を持つ化合物でのため、塗布時の安定性が非常に高く、正しく配置するためにシリンジのプランジャーにゆっくりと一定の圧力をかける必要があるが、安定して広がる。後片付けも簡単だ。

      ベスト液体金属CPUグリス

      1.Thermal Grizzly Conductonaut

      • 導電性あり
      • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=73.0
      • 使いやすさ(1=難しい、5=簡単):2.0
      • 相対パフォーマンス(1=悪い、5=非常に良い):4.5
      • グラム単価:2,000円

      Thermal Grizzly Conductonaut液体金属サーマルコンパウンドは、非常に薄く、水っぽい粘度を持ち、シリンジデリバリーシステムと毛細管針アプリケーターチップでCPU統合ヒートスプレッダに適用される。余分な材料は、特殊な抽出チップを使用して吸い取ることができる(シリンジのプランジャーを引いて余分な液体金属を吸い取るようになっている。)

      22.CoolLaboratory Liquid Pro

      • 導電性あり
      • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=79.0
      • 使いやすさ(1=難しい、5=簡単):2.0
      • 相対パフォーマンス(1=悪い、5=非常に良い):4.5
      • グラム単価:1,980円
      • 導電性:あり
      • 熱伝導率:CPU/GPU導電率W/m.k=79.0
      • グラム単価:1,980円

      CoolLaboratory Liquid Proは、CPU内蔵ヒートスプレッダに注射器と毛細管チップで塗布する液体金属化合物で、下準備と後片付け用にタワシとアルコール綿棒が同梱されている。

      液体金属の塗布と拡散は、綿棒を使い、たっぷりの圧力で均一に塗布することで容易に行うことができる。ただし、液体金属は、アルミニウムなどの一部の金属と反応を起こすことがあり、銅との反応もエンドユーザーから報告されているため注意が必要だ。

      詳しいテスト結果は、Tom’s Hardwareのサイトに掲載されているのでご一読頂きたい。

      Follow Me !

      この記事が気に入ったら是非フォローを!

      Share on:

      関連コンテンツ

      コメントする