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部品価格の上昇が、様々な電子機器の価格上昇に繋がっており、スマートフォンも例外ではないが、将来的なスマートフォンの価格上昇の新たな要因として、ARMによるロイヤリティシステムの変更が浮上している。Financial Timesの報道によると、ARMはSamsungやQualcommのようなメーカーにチップ単位での使用料を課す代わりに、携帯電話機全体の価格に応じた金額を課したいと考えているという。

これまで、ARMのビジネスモデルは、チップセットメーカーにチップデザイン(この場合、Cortexのラインナップ)をライセンスする際に、一定のロイヤリティを徴収している。AppleがAシリーズやMシリーズに採用しているチップ設計の変更も、ARMのライセンスをベースにしているため、ロイヤリティを支払っていることになる。しかし、Financial Timesによれば、このビジネス慣行が変化する可能性があり、これはARMの顧客(最終的には消費者)にとって好ましくない動きであるという。

ARMは、チップセットの販売数に応じて課金するのではなく、スマートフォンの価格全体に対して課金する可能性があるとのことだ。つまり、Samsung、Google、その他いくつかの企業は、端末を同じ価格で販売しながら利幅を切り詰めるか、その増加分を消費者に転嫁しなければならず、消費者はこれまでよりも高い金額を支払わなければならなくなるかもしれないということだ。世界経済が不調であることを考えると、消費者が端末に高い金額を支払うことは難しく、全体の出荷台数がさらに減少する可能性がある。

ARMは今年後半にニューヨークでIPOイベントを開催する予定であり、そこでロイヤリティシステムの変更を実施する可能性がある。既に同社は、ビジネスモデルの変更の可能性について、主要な顧客に事前に通知しており、各社それに応じて変更するように準備しているとのことだ。しかし、リーカーのRevegnus氏によると、Appleはこの変更の影響を受けない可能性があるとの事だ。

噂によると、AppleはARMと「特別な契約」を結んでおり、新しいロイヤリティシステムの影響を受けない唯一の希少な存在になる可能性があるという。

これがもし事実ならば、携帯電話メーカーもチップセットメーカーも、ARMに支払うロイヤリティが増える以上、持続可能なビジネスを実現するための次のステップを考えなければならない。


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