ディスプレイアナリストであり、極めて精度の高いリークを行う事で有名なDisplay Supply Chain Consultants(DSCC)のRoss Young氏は、AppleがWWDC 2023で発表すると見られているAR/VRヘッドセットのスクリーン仕様についてリークを行っている。
同氏によると、Appleの次世代ヘッドセットデバイスは以下のスクリーン仕様を採用するという:
- 1.41インチ対角
- 4000ppiのピクセル密度
- 5000nitを超える輝度をターゲットとする
また、片目あたり4Kの解像度を見ることができるはずだと、彼はフォローのツイートで述べている。
Young氏が引用している輝度レベルはピーク時のものになるので、通常使用時にどの程度のレベルになるかは不明だ。ちなみに、Meta Quest 2は、Fast Switch液晶ディスプレイ1枚で100nitの輝度を持ち、SonyのPlaystation VR2は、2つのOLEDスクリーンで265nitを持つと発表されている。それを考えると、文字通り“桁違い”のデバイスになる可能性が高い。価格差が大きいこともあるが、それでもどれ程印象深い物になるか、このことからも分かるだろう。
AppleのARまたはVRヘッドセットにマイクロOLEDを使用することは以前から噂されており、Samsung Displayがスクリーンを製造すると予想されていた。
この目を見張るようなディスプレイ仕様が現実のものとなるかどうか、全てはAppleが、6月5日に開幕するWorldwide Developers Conferenceで明らかになる。同社は、「Reality Pro」と呼ばれる可能性のあるヘッドセットを公開するとの見方が有力だ。このヘッドセットは、VRから切り離すためのダイヤルや高度なハンドトラッキング機能などを提供するとも噂され、脱着可能な外部バッテリーパックで駆動されると言われている。
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