AMD EPYC 9004 “Genoa” は、最新のZen 4コア・アーキテクチャを採用した第4世代データセンターCPUラインナップで、本日正式にデビューを果たした。驚異的なコア数を誇り、最新のSP5プラットフォームを搭載している。
AMD EPYC 9004 Genoaファミリーは、EPYCブランドの新しいサーバー・エコシステムのスタートとなります。複数のセグメント、複数のファミリー、複数のファミリーをカバーしている。
新しいプロセッサの名称は、4桁の数字と末尾のアルファベットの組み合わせで、1桁目が製品ファミリ、2桁目がコア数、3桁目が性能を示し、末尾は1桁目は製品ファミリー、2桁目はコア数、3桁目は性能を表し、末尾のアルファベットは性能重視、コア数重視、バランス演算重視などのプロセッサの特徴を表す。。
データセンター向けAMD Zen 4のラインナップは、EPYC Genoaの標準Zen 4、EPYC BergamoのCompute Density-Optimized Zen 4C、EPYC Genoa-XシリーズのCache Optimized Zen 4 V-Cacheの3ファミリーに分類される。さらに、「EPYC Siena」は、同じZen 4コアを搭載し、SP6と呼ばれる全く新しいプラットフォームで提供され、SP5と比較して再びTCOの最適化に焦点を当てた、コスト最適化されたエントリーレベルのサーバをラインナップしています。このラインアップは、「EPYC 8004」ファミリーのブランドで提供される予定だ。
第4世代EPYCサーバプロセッサには、性能面では9474F(48コア、360W)、9374F(32コア、320W)、9274F(24コア、320W)、9174F(16コア、320W)、コア数では9654/P(96コア、360W)、9634/P(84コア、290W)、9554/P(64コア、360W)、9174F(16 コア、320W)が含まれます。コア数は、9654/P(96コア、360W)、9634/P(84コア、290W)、9554/P(64コア、360W)、9534/P(64コア、280W)、9454/P(48コア、290W)となる。
ロックされたバランスのとれた演算性能と省電力設計のために、9354/P(32コア、280W)、9334(32コア、210W)、9254(24コア、200W)、9224(24コア、200W)、9124(16コア、200W)が搭載されている。
AMDの第4世代EPYCサーバー・プロセッサーは、Intelの第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサーと比較して、全点演算のコア当たり性能が最大55%、浮動小数点演算のコア当たり性能が最大96%、演算能力が2.1倍、3Dレンダリングの性能が2.4倍、そして、以下の性能が2.7倍となっており、これらの性能は、Intelの第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサーの性能の1/4だ。
さらにAMDは、第4世代EPYCサーバー・プロセッサーが、気候予測、流体力学シミュレーション、材料解析において、Intelの第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサーに比べて2.5倍以上、さらにコア当たり1.7倍以上の効率性を持つことを強調している。
また、AMDは、第4世代EPYCサーバー・プロセッサーのマルチコア・アーキテクチャにより、企業は、シミュレーション・サーバーの台数を価格帯とするクラウド仮想化モデルにおいても、少ないサーバーと少ない消費電力で同等またはそれ以上のパフォーマンスを達成でき、間接費をより節約できることを実証している。
AMDは、ハードウェアの性能に加えて、第4世代EPYCサーバー・プロセッサーが幅広いソフトウェア・ベンダーと連携し、より大きな垂直統合のメリットを実現し、マルチメディア・コンテンツ配信、製造・技術開発、金融サービス、5G通信を推進することを誇りにしている。一方、AMDは、より少ないサーバーでより高い演算性能を実現することで、第4世代EPYCサーバープロセッサーが企業の二酸化炭素排出量を削減し、二酸化炭素排出量ゼロへの移行に貢献できると考えているとしている。
AMDは、第4世代のEPYCサーバー・プロセッサー(コードネーム「Genoa」)を即日提供することを発表したほか、クラウドネイティブのEPYCサーバー・プロセッサー製品(コードネーム「Bergamo」)と科学計算ニーズ向けの派生製品(コードネーム「Geona-X」)を発表し、いずれも2023年の前半に提供予定であることを明らかにした。いずれも2023年前半に発売予定だ。
イタリアのトスカーナ地方の都市シエナの名を冠した「Siena」は、2023年後半に発売を予定している。
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