Amazonのユーザーは、スマートフォンの顔認証や指紋認証などを使うことで、パスワードを用いる事なくアカウントにログインできる新たなセキュリティ方式「パスキー」によって、Amazonのアカウントにログイン出来る様になった。これにより顧客は、パスワードを入力したり、電子メールやテキストによる二要素認証(2FA)を行ったり来たりすることなく、安全に自分のアカウントを保護し、デバイスの生体認証だけでAmazonにログインし、買い物を始めることができるようになる。
パスキーの導入はテクノロジー業界で進んでおり、既にGoogleやWindows、GitHub、任天堂などで導入が進んでいる。今回Amazonでも導入が進み、パスキーの採用に弾みが付くことだろう。
Amazonのeコマース担当上級副社長であるDave Treadwell氏は声明の中で、「これは、顧客がアマゾンを体験する際に、使いやすさとセキュリティを同時に提供することです。パスワードはまだ当分の間存在するでしょうが、これは正しい方向へのエキサイティングな一歩です。私たちは、この新しい認証方法をいち早く採用し、より安全でパスワードのないインターネットを実現するという私たちのビジョンの実現に貢献できることに興奮しています」と、述べている。
同社によると、パスキーのサポートは本日からすべてのAmazonユーザーがブラウザで利用できる。iOSのAmazonショッピングアプリでも徐々にサポートが開始され、AndroidのAmazonショッピングアプリでも近日中にサポートが開始される予定だ。
ブラウザ上で、ユーザーは以下の方法でパスキーを設定する:
- 通常通りAmazon.comにサインイン
- 右上の「アカウント&リスト」を選択する。
- 「ログインとセキュリティ」をクリック。
- 「パスキー」の下にあるセットアップをクリック。
Amazonは、顧客がパスワードなしでアカウントに安全にアクセスできるようにパスキーのサポートを追加した最新の企業だが、ほとんどの企業はまだアカウントにパスワードを保持しているため、完全にパスワードレスとなるにはまだ時間がかかるだろう。
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