体温、心電図、聴診器、SpO2の測定が可能なデバイス「BeamO」をWithingsが発表

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スマート・ヘルス・デバイスで有名なフランスのWithingsは、昨年に引き続き、我々の日々の健康管理を便利にしてくれる発明品をCESにて披露する。「BeamO」と名付けられたこのデバイスは、心臓、肺、体温の健康状態を1つのデバイスでチェック出来る4in1マルチスコープであり、家庭内での健康管理に革命をもたらす物であるとしている。

デバイス自体はWithingsの他の非接触型体温計に似ているが、光電式体温計(PPG)センサー、電極、デジタル聴診器、そしてWithings Thermoに搭載されている赤外線温度センサーの第2世代バージョンが含まれている。PPGセンサーといえば、ほとんどのスマートウォッチに搭載されている、皮膚に光を当てて心拍数を測定する緑色のLEDの方が馴染みがあるだろう。ほとんどの体外式体温計と同じような大きさのハンドヘルド機器だが、電極が左右に配置されている。軽く握るだけで、医療グレードの1リード心電図と同時に血中酸素濃度の測定が可能だ。

Withingsによると、BeamOを用いることで、非接触で体温をチェックし、医療グレードの心電図検査を実行し、血中酸素濃度を測定でき、デジタル聴診器として利用する事が出来るという。胸に当てれば、胸が発する音を聞くこともでき、更に、動脈細動、心雑音、肺の喘鳴、脱飽和度などを検出することもできる。ファイルを医師に送ってさらに分析することもできる。

Withingsがどうやってデジタル聴診器としての機能を組み込んだのか興味深いが、同社によればこれは圧電ディスクを搭載することで実現しているという。つまり、このディスクが胸や背中からの音響ノイズをキャッチし、それをBeamOが読み取れる電気信号に変換するのだ。(このデバイスにはUSB-C-ヘッドフォンジャックアダプターも付いているので、Withingsアプリに音声を転送する前に聴くことができる。遠隔医療セッションでは、音声を直接プロバイダーにストリーミングすることも可能とのこと)

BeamOは健康診断の実施だけでなく、服薬記録の管理、服薬リマインダーの送信、症状の追跡、病歴の記録にも役立つ。

日本ではまだまだ進んでいない遠隔医療だが、コロナ禍を機に導入が進んでいる国もあり、Beamoのようなデバイスは需要が見込まれる分野だ。臨床の場で年に数回これらの統計値を測定する代わりに、これを用いれば重要な指標を毎日評価することが可能になる。

また、このデバイスは複数ユーザー(最大8人)に対応しているため、複数の家族が健康指標を記録するために使用することもできる。BeamOで記録されたデータは、PDFまたはWithingsのWRPMプラットフォームを通じて医師と共有することができる。

デバイス自体はカラーディスプレイを備えているが、ユーザーは接続されたWithingsのモバイルアプリでより快適に情報にアクセスできる。Withingsによると、BeamOのバッテリー寿命は8カ月で、わずか1時間でフル充電になるという。また、このデバイスを使えば、健康データを無料で無制限にオンラインに保存できる。

BeamOの価格は249.95ドルで、ECG機能のFDA承認後、6月に発売される予定だ。


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TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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