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発売から7年が経とうとしている、Nintendo Switchの後継機種について、その噂がここ1か月の間に再燃してきている。先日、あるリーカーが、Switch 2の開発キットを見たと主張し、『Final Fantasy: REMAKE』をPS5並の品質で動作させる事が出来ていると述べていたが、新たな報道はより具体的な物だ。

EurogamerとVideoGameChronicles(VCG)によると、任天堂が8月にドイツのケルンで開催されたGamesCom 2023で、秘密裏に招待された開発者たちの前で「Nintendo Switch 2」の技術デモを披露した事が伝えられている。EurogamerとVCGは、それぞれ別の情報源からこのデモについて聞いたとしている。

Eurogamerによると、Switch 2のライブ技術デモの1つは、Switchゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の次世代機バージョンを披露したという。VGCはこのデモについてもう少し詳しい情報を提供している:

「Switch 2」のデモの1つは、Switchのローンチタイトル『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の改良版で、新しいコンソールのスペックをターゲットにしたハードウェア上で、オリジナルのゲームよりも高いフレームレートと解像度で動作するものだったようだ(ただし、このゲームが実際に再リリースされるとは示唆されていない)。

VGCは、Switch 2の別のデモでは、Xbox Series XとPlayStation 5向けに2021年にリリースされた、Epic GamesによるUnreal Engine 5の「The Matrix Awakens」デモを、Switch 2において実行する技術デモが行われたとのことだ。このデモにおいて特筆すべきは、以前からあった噂のように、NVIDIAのDLSSアップスケーリング技術が採用されていたことと、高度なレイトレーシング効果が使用されていたとのことだ。

別のVGCソースによると、任天堂はEpicの印象的な「The Matrix Awakens Unreal Engine 5」の技術デモを披露したとのことだ[…]。デモはNVIDIAのDLSSアップスケーリング技術を使って実行されており、高度なレイトレーシングが可能で、SonyやMicrosoftの現行ゲーム機に匹敵するビジュアルを実現しているとのことだ(ただし、これはSwitch後継機が携帯機ではないPS5やXbox Series Xに匹敵するパワーを発揮することを意味するものではないことに留意されたい)。

また、VGCによると、Switch 2が現行Switchの携帯ゲーム機と据え置き型のハイブリッドコンセプトを引き継ぐことを関係者から確認している。つまり、ドッキングステーションに接続した際により高度なアップスケーリングが有効になるということだろう。現行モデルはドッキング時にフルHD解像度を実現しているが、次期ゲーム機では4Kに対応すると予想するのが妥当だろう。

同じ情報筋によると、任天堂はすでに一部のスタジオに開発キットを配布しており、新型ゲーム機は2024年の発売を目指しているようだ。さらに、Switch 2の初期リリースでは、OLED技術が見送られ、より予算に見合ったLCDオプションが採用される可能性があるという。

このシステムの具体的なNVIDIA SoCの詳細は明らかにされていないが、DLSS Frame Generationの潜在的なサポートは、この低消費電力コンソールにとって重要な強化になるだろう。

これについて公式には、任天堂は次世代機の計画についてコメントしていない。とはいえ、未確認情報によれば、同社は2024年後半にSwitch 2を発売する準備を進めているという。しかし、Eurogamerは本日、「任天堂は可能であればもっと早く発売したいと考えている」と報じている。


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