X(旧Twitter)はプライバシーポリシーを最近変更したが、それによると、なんと驚くべき事に、Xはユーザーの生体情報の収集の開始するようだ。加えて同ポリシーによると、同社はユーザーの職歴や学歴も収集するつもりだという。この変更は9月29日から実施されるとのことだ。
新たなポリシーでは以下のように述べられている:
あなたの同意に基づき、私たちは安全、セキュリティ、および識別の目的であなたのバイオメトリック情報を収集し、使用することがあります。
具体的にどのような生体情報が含まれるのか、あるいはXがどのように収集するのかについての詳細は記載されていないが、通常、生体情報と言えば、指紋、虹彩パターン、顔の特徴などが考えられる。このポリシーでは、Xがどのような種類の生体認証データを収集するかについては言及されていない。
XはBloombergに対し、生体認証はプレミアム・ユーザー向けで、認証レイヤーを追加するため、政府発行の身分証明書と画像を提出するオプションを提供すると述べた。Bloombergの報道によると、生体認証データはIDおよび画像の両方から抽出され、マッチングに使用されるとのことだ。
XはBloombergの取材に対し、「政府発行の身分証明書を処理することで、アカウントを実在の人物と結びつけることができます。これはXがなりすましの試みに対抗し、プラットフォームをより安全にする助けにもなります」と述べており、今のところ一般ユーザーにはあまり関係のない話かも知れない。
X社は7月、同社のデータ収集がイリノイ州バイオメトリクス情報プライバシー法に違反しているとして、集団訴訟案の被告となった。この訴訟では、X社がプラットフォームにアップロードされた「顔を含むすべての写真からバイオメトリック識別子を収集・保存」していることを「個人に適切に伝えていない」と主張している。
加えてXは、新たな個人情報として職歴や学歴についても以下のように収集することを定めている:
当社は、あなたの個人情報(あなたの職歴、学歴、雇用の希望、スキルや能力、求職活動や関与など)を収集し、あなたのために潜在的な仕事を推薦するために、あなたが仕事に応募するときに潜在的な雇用主と共有するために、雇用主が潜在的な候補者を見つけることができるようにするために、より適切な広告を表示するために使用することがあります。
これはおそらく、XのオーナーであるElon Musk氏が搭載をほのめかしている求人検索機能に関連したものだろう。同プラットフォームは先週、企業向けの採用機能のベータ版を公開し、”電話番号不要 “のビデオ通話や音声通話も追加する予定だ。
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