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MediaTek、ゲーム性能を向上させた「Dimensity 9200+」を発表

MediaTekは、ライバルのQualcommによるSnapdragon 8 Gen 2に対抗すべく、新たなフラグシップモデル「Dimensity 9200+」SoCを発表し、特にゲームでの改善を見せている。このチップは、前身となる「Dimensity 9200」と構成は変わらず、オーバークロックバージョンとなるものであり、メインとなるCortex-X3コア(3.05GHzから3.35GHzへ)、3つのCortex-A715コア(2.85GHzから3GHzへ)、4つのCortex-A510効率コア(1.8GHzから2GHz)のクロック周波数がアップしており、さらに、Immortalis-G715のグラフィックスも17%「ブースト」している。

クロック周波数の向上にもかかわらず、MediaTekはDimensity 9200+が前モデルと同じ電力効率を提供すると述べている。また、このチップは、引き続きTSMCの第2世代4nmファブで製造されている。モデム、ISP、APU、コネクティビティ機能など、チップの他の側面は変更されていない。

Dimensity 9200+は、Dimensity 9200と比較してクロックスピードが高いこと以外、特別なことはない。Snapdragon 8+ Gen 1とは異なり、より効率的なノードをベースにしているわけではないので、急激な効率向上は期待できない。

Dimensity 9200+を搭載したスマートフォンを手に入れるのに、長い間待つ必要はないだろう。このチップを使用した最初のスマートフォンは、今月末(2023年5月)に発売される予定だ。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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