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Spotify、600人の人員削減と重役の退任を発表

音楽ストリーミングの大手であるSpotifyは、コスト削減のために「困難だが必要な」動きとして600人の人員削減を実行する事を発表した。そして、再編成の中でコンテンツと広告の責任者であるDawn Ostroff氏を失うことになる。

GoogleMicrosoftAmazon、での相次ぐレイオフの流れの中で、Spotifyは運営方法を「根本的に」変えるため、人員削減を発表した。

この発表は、SpotifyのCEOであるDaniel Ek氏によるブログ投稿という形で行われた。当初、Ek氏は、「個人的には、これらの変更によって、私は自分の最高の仕事をする部分に戻ることができる」と述べていた。

GoogleのSundar Pichai氏と同様に、Ek氏は「今日に至った動きについて全責任を負う」と述べている。同社は従業員に平均5ヶ月の退職金を支給するほか、未消化の休暇、退職期間中のヘルスケア、移住支援、キャリア支援などを提供する予定だ。スポティファイの従業員の大半は米国に勤務しており、次いでスウェーデン、英国が多い。

同社は「トップの運営方法を根本的に変え」、エンジニアリングとプロダクトの仕事を新しいチーフプロダクトオフィサーとチーフビジネスオフィサーに委任するとEk氏は述べた。「これらの変更は、私が最高の仕事をする部分に戻ることができ、Spotifyの将来のために多くの時間を費やすことができます。」

他のハイテク企業と同様、Spotifyはここ数年、特にポッドキャスティングの分野で急速に拡大してきた。ポッドキャストのネットワーク、ホスティングサービス、「The Joe Rogan Experience」のような番組に10億ドル以上を費やした。Ek氏によると、その努力の多くは、ポッドキャストコンテンツを40倍に成長させた最高コンテンツ責任者のDawn Ostroff氏によって推進された。しかし、今回の改革の一環として、彼女は同社を去ることになる。

Spotifyは、他のハイテク大企業と同様に大規模なレイオフを行っており、その理由の一部は景気後退であり、一部は大量採用によるものだ。この数週間で、Microsoft、Amazon、Meta、Googleの4社は合わせて51,000人の従業員を解雇している。しかし、2020年から2022年にかけて、これらの企業は、離職者よりも多くの従業員を採用していた。Spotify自身も、2021年には6,617人、その1年後には9,800人の従業員を抱えていた。

Spotifyは、最も成功している音楽ストリーミングサービスだ。最近、同社と他の企業のコンソーシアムは、Apple Musicからの独占禁止法違反の疑いに対して「断固とした行動」を求める書簡をEUに提出している


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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