今年4月、Cloudflareが提供するMicrosoft Edgeに「Edge Secure Network」と名付けられた統合VPN(仮想プライベートネットワーク)の痕跡が発見され、その1カ月後、Microsoftは、この新機能についてさらに詳細を追加し、正式に発表した。9月には、Microsoft EdgeのSecure Network PreviewサービスがCanaryチャネルでついに始動したが、このサービスはコントロールされた展開であったため、すべての人にこの機能が提供されたわけではなかった。しかし、利用できる人は、1GBの無料のVPNデータを利用することが可能だった。
そしてEdge Canaryの最新バージョンv110.0.1563.0では、Edge Secure Network機能におけるこれまでの1GBの上限が撤廃され、15GBと15倍の無料データを提供するように引き上げられ、大きな見直しが行われた事が明らかになった。RedditユーザーでEdge愛好家のLeopeva64-2は、最新リリースでのこの変更に気づき、それについて報告しているが、これは確かに大きな変更だ。
Secure Networkを試用するには、公式WebサイトからMicrosoft Edge Canaryをダウンロードし、Microsoftアカウント(MSA)でサインインする必要がある。なお、プレビュー期間中にSecure Networkを使用するには、データ使用量を把握するためにMSAが必要だ。MSAは、設定の「プライバシー、検索、およびサービス」メニューで有効に出来る。
もちろん、これはまだテスト中のプレビュー機能であり、最終的なStable Channelビルドに到達するかどうかは不明だ。もし実現すれば、Edgeは、VPNを介して匿名でブラウジングを楽しみたいが、そのためにお金を払いたくない人にとって、魅力的なブラウザの選択肢になる可能性がある。
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