Sonyは、Appleの次期スマートフォンiPhone 15向けに、1画素あたりに蓄積できる電気量が従来の2倍となり、白飛びや黒つぶれを抑えられる新開発のセンサーを供給する事が、日本経済新聞によって報じられている。
この新しいセンサーは、例えば、晴れた日など背景が明るいときに、人物の顔を正確に撮影することができるようになるという。Sonyは、フォトダイオードとトランジスタを別々の基板層に配置し、高密度化する新しい半導体アーキテクチャを採用することで、これを実現しているとのことだ。
Sonyはイメージセンサー分野においてこれまでトップを走っており、2021年のCMOSセンサーの世界シェアは44%で、2位のSamsungを18.5%で引き離している。しかし、同社は2019年に初めて発表した目標である2025年までに60%のシェアを獲得したいと考えている。
Appleは、iPhone 15の全ラインナップにSonyのセンサーを搭載するか、Proモデルに限定する可能性がある。Proモデルは、Thunderbolt接続や電源と音量用の物理ボタンを廃し、クリック感のあるタッチセンサーを導入する可能性があるなど、ベースモデルと差別化された機能を持つと言われている。
また、iPhone 15についてはこれ以外の噂として、ペリスコープレンズの採用も挙げられる。折りたたみ式のカメラシステムを使ってレンズとセンサーの間にスペースを確保し、スマートフォンのラインアップに優れた光学ズームをもたらし、おそらくスマートフォン背面にあるカメラの不格好な段差を軽減することに役立つはずだ。
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