先日発売されたGoogle Pixel 7 / Pixel 7 Proはカメラ機能に定評があり、特にPixel 7 ProはDxOMarkのスマートフォンカメラ部門で1位を獲得するなど、そのコンピューティショナルフォトグラフィ性能は目を見張るものがあるが、新たなうわさでは、AIによる画質向上に加えて、ハードウェアも更に強化する可能性が示唆されている。
開発者のKuba Wojciechowski氏が、先日公開されたPixel 7シリーズのソースコードを掘り下げたところ、「Felix」と「Lynx」というコードネームが見つかったようだ。Felixについては、以前よりうわさのある折りたたみ式Pixelと見られ、新たなLynxについては、Pixel Ultraか、もしくは小型のMiniモデルではないかと考えられている。また、Wojciechowski氏は、L10という識別子で知られているPixel Ultraと結びつけられ、スペックがより明らかになったとしている。
Wojciechowski氏の解析によると、Pixel Ultraが3つの背面カメラを搭載するようだ。
- メインセンサーとして50MP Samsung ISOCELL GN1(1.2umピクセル、1/1.31インチ)を搭載。
- 望遠ユニットには、1/1.3インチの64MP Sony IMX787を採用。
- 未発表の13MP IMX712センサーは、フロントモジュールとウルトラワイドモジュールの両方に使用される。
これは、最近のIce Universe氏のリークとは一致しないが、同氏も1インチと言う大型センサーを搭載するPixelスマートフォンについては意見が一致している。
リーク段階の情報なので、それぞれ差があるのは当然だが、一致しているのはどのリーカーも、Pixel Proを上回るハイエンドデバイスをGoogleが開発しているといううわさについてだ。もしこれが実現した場合、Pixel Proよりも優れたカメラを誇る可能性があり、圧倒的なカメラ付きスマートフォンになる可能性があるということだ。
Wojciechowski氏はまた、Pixel Ultraはワイヤレス充電をサポートし、Pixel 6と7で使用されているBroadcom BCM4389を採用する代わりにQualcommのWiFi 6EとBluetoothチップを搭載し、これによりWiFiとBluetooth接続を改善することが期待できるとしている。
そして最後に、コードスニペットは、Pixel UltraのディスプレイがPixel Proのものよりもランクが下がるものを使用することが示唆されているという。その他、Tensor G2チップやセラミック製などのスペックも考えられるという。
これらは2つの異なるデバイス、すなわちWojciechowski氏が発掘したカメラスペックを持つPixel Ultraと、1インチセンサーと高解像度スクリーンを持つ別のデバイスである可能性があります。そして、これらのデバイスのうちの1つは、新しいカメラセンサーを評価するために、Googleの内部デバイスである可能性もあるようだ。
ここではあくまで推測に過ぎないが、GoogleがPixel 8シリーズではない新しいスマホに取り組んでいることは確かで、近いうちに何か動きが期待できるかも知れない。
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