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やっぱりまぎらわしかった?「RTX 4080 12GB」のネーミングが混乱を招くとのことで発売しないことに

Nvidiaは本日、「4080の呼称で2つのGPUを持つことは混乱を招く」という理由で、次期GeForce RTX 4080シリーズGPUの12GB版を「発売しない」ことを発表した。このカードは、当初予定されていた11月には発売されないが、ブランド名の変更に伴い、どこかのタイミングで復活する予定だ。

RTX 4080 12GBは素晴らしいグラフィックカードですが、名前が正しくありません」と、NVIDIAはブログで率直に述べている。4080の16GBバージョンは、予定通り11月16日に発売されるとのことだ。

RTX 4080は、ハイエンドのRTX 4090と同じGPUダイを使用しているが、CUDAコアの一部がオフになり、クロック速度が低下している。しかし、4080の12GB版と16GB版の違いは、その名前から想像するよりもはるかに大きく、12GB版は更にCUDAコアの数が少なく、192-bitメモリバスが狭く、噂では全く別のGPUダイを使用しているとされていた。NVIDIAのベンチマークによると、12GBバージョンは16GBバージョンの4080よりも30%も遅い可能性があるとのことだった。

RTX 4080 12GBは完全に発売が中止されたわけではなく、最も可能性が高いのは、NVIDIAとそのパートナーが、既存のすべての12GB RTX 4080カードをRTX 4070の派生版として再ブランド化することだ。これはおそらく、カードの性能や価格には全く影響を与えないだろう。しかし、カードのブランディングを過去世代とより一致させ、同じモデル番号の2枚のカードがなぜこれほど異なる性能を提供するのか、ユーザーからの不安と不満を軽減させることにはなるかもしれない。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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