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Intel 第12世代 Alder Lake CPU のソース コードがハッキング後に流出したとの報告

海外テックメディアのTom’s Hardwareによると、米半導体大手Intel(Intel)が深刻なデータ漏洩に見舞われた可能性があるとのことだ。

4chanグループから流出した第12世代Coreシリーズのソースコードが、このたびネット上に掲載されたという。ソースコードのサイズは圧縮後で2.8GBとなっており、BIOSデータなどの重要な情報が含まれているようだ。このデータはすでにGithubで公開されているが、今回の流出規模からすると、犯人によって共有されたものが何であるかを正確に評価するには時間がかかるかもしれない。

データの大半は、Alder Lake-S CPU(デスクトップ)のBIOSまたはチップセット情報をカバーしているようだ。このリークが本物であることが証明されれば、Intelのエンジニアが公開しておきたくないような秘密が明らかになるかもしれない。今のところ、セキュリティ上重要なデータ、例えばTrusted Platform Moduleのソースコードなどが流出したという報告はないが、これはIntelにとってもっと大きな問題になるはずだ。

このデータは明らかにIntelから流出したものだが、流出元はCPUメーカー自身ではないかもしれない。一部のデータは “Lenovo Feature Tag Test”を参照しているとされており、OEMパートナーが真の流出元である可能性が示唆されている。

2021年と2022年には、ハッカーに盗まれた機密情報の流出がいくつかあった。AMDの新旧の将来プロセッサに関するデータや、Ada Lovelace GPUすべての将来アーキテクチャと構成のコードネームを確認したNVIDIAのリークなどが世間を賑わしていた。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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