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身体にスプレーを吹き付けるだけで服になる – 度肝を抜くコペルニのパリコレでのパフォーマンスが世界中で話題に

セバスチャン・マイヤー(Sebastien Meyer)とアルノー・ヴァイヤン(Arnaud Vaillant)が手がけるフランスのファッションブランド「COPERNI(コペルニ)」は、パリファッションウィーク2023春夏コレクションのランウェイショーにて、スーパーモデルのBella Hadid(ベラ・ハディッド)に「スプレードレス」を着用させ、話題をさらった。

このドレスは、マイヤー氏のテクノロジーへのこだわりから生まれたコンセプトで、「衣服の製作過程」をショーにそのまま持ち込むものだという。

白いTバックショーツ姿のみという、ほぼ裸の姿で現れたハディッド氏の身体に、集まったスタッフが白いスプレーを吹き付けると、みるみるうちに硬化していき、布のような素材へと変化していった。その後、チームが硬化したドレスをカットしたり、調整すると、サイドに深いスリットの入ったタイトなドレスへと変貌し、フィナーレを飾った。

このスプレーは、スペインのファッションデザイナーで科学者のManel Torres(マネル・トレス)氏が設立したFabrican社が開発した液体で、スプレーすると体温で蒸発して綿や合成繊維だけが残り、身体にピッタリとくっつき、ジャージのような生地のドレスになるという代物だ。また、剥がすと再び溶液に溶かして再利用できるという。

まさに魔法のような展開に、関係者のみならず、ネット上でも賞賛の嵐となっている。ショーの様子は下の動画からどうぞ(一部センシティブな内容を含みます)

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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