Samsungが236層NANDフラッシュを今年末までにリリースへ

masapoco
投稿日 2022年8月18日 6:38
Samsung Automotive Memory DDR4 GDDR6 SSD UFS 1200x675 1

Samsungは、2022年中に236層のNANDフラッシュをリリースする予定であると、Business Koreaが報じている。同社は現在176層のNANDフラッシュを提供しているが、競合他社が続々と200層以上のNANDフラッシュを発表している中、同社は市場のリーダーであり続けることを目指すようだ。

Samsungは、年内に236層のNANDフラッシュチップをリリースするために、8月末までに新しい研究開発センターを設立し、そこでより高度なNANDフラッシュ技術を研究開発することを計画しているとのことだ。

目的の達成のために、Extreme 2-stack技術を採用すると見られる。同社は、数年前にExtreme 2-stack技術を発表しており、これにより競合他社が採用する方法よりも高い積層を実現するとのことだ。

実際、Samsungは現在の176層NANDフラッシュチップを作るのに、Extreme 2-stackの積層技術を使っている。理論上はExtreme 2-stackの積層では、合計256層まで積層することが可能だ。しかし、Samsungが数年前に176層という制限を設けたのは、実現可能な最大層数ではなく、その時点で最適な構成として、176層が判断されたからだ。

チップセット製造の新たな進歩により、Samsungは現在、236層をベースにした新しいNANDフラッシュ設計を最適化する準備が整っているとのことだ。

200層以上のNANDフラッシュについては、既にSK HynixやMicron Technologyといった他の企業も、それぞれ238層232層というNANDフラッシュチップを開発・出荷していることを発表した。

Statistaによると、Samsungは2022年第1四半期に35.3%のNANDフラッシュ市場シェアを獲得している。同3カ月間に18.9%のシェアを獲得した2位のNANDフラッシュメーカー、Kioxiaとの間にかなりの差をつけ、Samsungがこのセグメントをリードしている。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • visualization lab ut rll
    次の記事

    ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がこれまでに撮影した最大の画像を公開

    2022年8月18日 9:19
  • 前の記事

    コルセアが同社初のPCIe5.0対応SSDの登場を予告 – 10,000MB/sのシーケンシャルリードを実現か

    2022年8月18日 6:23
    corsair ssd

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • UXL logo

    NVIDIAのAI市場支配からの脱却を目指しGoogle、Intel、Qualcommらが協力

  • GDDR7 DRAM PR main1

    Samsung、NVIDIA GTCで32Gb/秒GDDR7メモリ・モジュールを披露

  • Samsung Semiconductor Chip Plant Pyeongtaek Campus South Korea

    Samsung、独自AIアクセラレータ「Mach-1」を2025年にも発売しNVIDIAに対抗へ

  • Intel glass substrate 5

    Samsung、ガラス基板搭載チップの市場投入に向けた動きを加速

  • NVMe M.2 SSD

    NANDの減産がSSDの価格上昇に繋がり、2023年第4四半期のメーカーの収益が25%増加

今読まれている記事