正式に発表したわけではないが、Corsairは、同社初となる、今後登場する予定のPCIe 5.0対応SSD「Corsair MP700」で実現するとされるパフォーマンス指標を公開した。それによると、同社のPCIe 4.0対応SSD「MP600 Pro XT」と比較しても大きな性能向上が見込めるようだ。
- Corsair : PLAN YOUR NEXT POWER MOVE
- Tom`s Hardware : Corsair Teases First PCIe 5.0 SSD With 10,000MB/s of Bandwidth
Corsair MP700 Gen 5 PCIe x4 NVMe 2.0 M.2 SSDは、シーケンシャルリードが10,000MB/s、シーケンシャルライトが9,500MB/sと、PCIe 5.0世代の名に恥じない素晴らしい性能を誇っている。現在のCorsair最速PCIe 4.0ドライブであるMP600 Pro XTよりも、シーケンシャルリード、ライト共に40%高速だ。これは、PCIe 5.0の高い帯域幅が実現している。M.2フォームファクタでは、PCIe 5.0で最大15.8GB/秒を実現できるのだ。
PCIe 5.0世代のSSDは、2022年現在では、コンシューマ向けには時期尚早で、エンタープライズ向けの物のみが登場すると見られていたが、Silicon Motionの新しいエンスージアストグレードのSM2508コントローラの登場で、一部のハイパフォーマンスを望むエンスージアスト向けにコンシューマモデルが限定的に出ることが予想された。今回のCorsairのMP700も恐らくこの流れの中での登場だろう。
Samsungも近日中に新たなPCIe 5.0世代のSSDを発売すると見られており、今後もAMD、Intelの次世代プラットフォームの登場と共に、特にエンスージアスト向けには多くのPCIe 5.0対応SSDが登場すると予想される。
現時点では、Corsairからのティーザーに過ぎず、リリース日や完全なスペックがサイトで共有されているわけではないが、このページ自体がAMDの次期AM5プラットフォームとの関連が宣伝されているため、AM5と同時期(9月または年末)に発売されるものと考えられる。
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