環境に配慮した豪華な水上住宅「SeaPod」が発表

masapoco
投稿日
2022年8月6日 17:53
SeaPod 2

革新的な海洋技術を専門とするパナマの企業「Ocean Builders」が、海での生活のために設計された、まったく新しいポッド型住宅を発表した。SF的な外観を持つこの特異な住居は、質の高い職人技と最新の環境技術を組み合わせて、海で快適かつ持続的に生活できるようにするとのことだ。

3つのポッド

このポッドは、最高の建築と最先端のグリーンテクノロジーを組み合わせ、持続可能で快適な住宅を提供するものだ。ラインナップには、オランダの建築家Koen Olthuis氏が設計した3つのモデルがあるという。

1つ目は水上生活を想定した「SeaPod」、2つ目は陸上生活を想定した「GreenPod」、3つ目は環境に配慮したサステナブルな「EcoPod」だ。

ポッドは、様々な機能を備えた高架式構造物で構成されている。

しかし、どのポッドも外観は一貫性のあるデザインであり、53㎡のパノラマウィンドウとパティオを備え、遮るもののない景色を眺めることができる。

先進の機能

ポッドのオーナーには、特別なスマートリングが用意されており、オーナーはこれを使う事で、照明や温度、シャワーの熱や水圧など、あらゆることをコントロールできるという。また、手を振るだけで、ドアの鍵を開けたり、音楽を流したり、住まいに関するさまざまな操作が可能だ。

また、食料、医薬品、日用品をポッドに運ぶためにドローンが使用される。

家具や荷物などのドローンでは難しいような大きな配送には、大きな船舶を使用する。ゴミの収集も船が担当する。

ポッドの下には、海の生態系を守るための自然の風景が広がり、ポッドのサステナビリティを真にアピールすることができる。

これにより、ポッドは自然環境に溶け込み、海底の邪魔になるのではなく、むしろ恩恵を受けることになるという。

ポッドの価格は、ベーシックモデルが29万5000ドルからとなり、アップグレードやカスタマイズによって150万ドルまでの幅があるとのことだ。

ただし、今のところ、パナマでの販売のみとなっている。

最終的には、このポッドは他の地域にも出荷される予定だが、詳細についてはまだ明かされていない。

Ocean Buildersは、2023年末までに最初の100台のカスタムポッドを生産または納品し、2024年には1,000台のポッドの第2次展開を行うとしている。



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