IntelがCPUやその他部品を最大20%値上げするとの報道

暗号通貨の大暴落によってGPU関連も大幅値下げが余儀なくされたり、景気後退によってハイテク業界全体が既存在庫の大幅値下げを実施する中、Intelはこの秋、逆にCPUや各種部品の最大20%の値上げを計画していると報じられている。

Intelが今秋、クライアントコンピューティングおよびサーバー用のCPUを最大20%値上げ

Nikkei Asiaが発表したレポートによると、Intelは、CPUの大部分とコントローラなどの各種コンポーネントに影響を与える値上げを顧客に通知したとのことだ。Intelの顧客は、この値上げが今年の秋から実施されると見ている。

事情に詳しい業界幹部3人によると、米チップメーカー最大手が、市場を独占するサーバーやコンピューター用の中央演算処理装置などの主力製品のほか、Wi-Fiなどの接続用チップなど幅広い品目で今秋の値上げを計画していることが明らかになった。

Intelは、生産と材料にかかるコストが急騰しているため、値上げが必要だとしていると、幹部たちは述べている。値上げ率はまだ確定しておらず、チップの種類によって異なる可能性もあるが、最小限の1桁台の値上げから、場合によっては10%以上、20%以上の値上げになる可能性が高いと、関係者の1人は述べている。

Intelの動きは、米国をはじめ世界中でインフレが急増している中で行われた。米国が発表した6月の消費者物価は9.1%上昇し、40年ぶりの高水準となった。

Nikkei Asia

IntelはクライアントPCやサーバー向けのプロセッサー、Wi-Fiチップ、各種コントローラーなど、ほぼすべての製品の値上げを計画しているという。値上げの可能性は、製品ごとに異なる可能性がある。1桁台の最小値上げから、一部のSKUでは10%~20%の値上げもあり得る。

この秋に価格が上がる可能性がある製品の中には、デスクトップPCやノートPC(ゲームに最適なCPUの一つ)、サーバー向けの「フラッグシップ」CPUがあり、PCメーカーやサーバーサプライヤー、さらには数万個のプロセッサを購入するハイパー・スケール・データセンターの運営者に大きな影響を与えることになるであろう。

値上げの主な理由は、Intelのチップ製造に使用される生産コストと高価な材料が急騰しているためと言われている。また、今回の値上げは、米国内だけでなく世界的にインフレが進行し、6月には消費者向け製品の価格が最大で9.1%上昇し、40年ぶりの記録となったことと歩調を合わせている。

Intelは、クライアントPC、組み込みシステム、サーバー向けのCPUの大半を生産している。さらに、同社はWi-Fi、Ethernet(クライアントシステムとデータセンターの両方)、FPGA、その他多くの製品の主要サプライヤーでもある。Intelは、世界中の何千もの顧客に幅広い製品を供給しているため、今回の大幅な値上げは業界全体に影響を与えることは必至である。

今後注目されるのは、他の業界リーダーもIntelに続いて同様の理由で値上げを行うかどうかである。AMD、Nvidia、Xilinx(現在はAMDの一部)、Marvell、Realtek、Phison、Silicon Motionなど、多くの企業がIntelと競合または隣接する市場セグメントに製品を供給しており、インフレによってIntelと同じ問題を抱えている。そのため、Intelが相場を上げるとなったときに、ライバル企業が価格を維持し、より多く売ってIntelから市場シェアを奪うか、あるいは価格を上げるかどちらを選ぶだろうか。

Intelは7月28日に第2四半期を報告するので、その時に値上げに関する追加情報を得ることができるだろう。

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この記事を書いた人

TEXAL管理人。学校の授業でMS-DOSを使っていたくらいの年代。Windows95の登場で衝撃を受け、テクノロジー業界に興味を持つ。以来ガジェット・ゲーム情報を追い続けてうん十年。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題も大好き。

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