先日、Metaが開発していると言われる次期VRヘッドセット「Meta Quest 2 Pro」(Project Cambria)についての情報や、外観と思われるレンダリング画像が流れたが、新たな情報によると、Metaは現在4つのVRヘッドセットを開発している様だ。
The Information : Meta Plots Ambitious VR Release Schedule of Four Headsets by 2024
- MetaのVRハードウェアに関する「内部のロードマップ」によると、2024年までに4つのVRヘッドセット(コードネーム:Cambria、Funston、Stinson、Cardiff)をリリースする予定
- Project Cambriaは799ドル以上と当初見られていたが、Metaの広報によると「大幅に高価になる」とのことだ。
- Project CambriaはAndroidで動作する。また業務用途での利用を想定。
- Project Cambriaの改良版は「Funston」と呼ばれ、2024年に発売。
- 安価な「Quest」デバイスは、「Quest 3」が2023年、またその後に別のQuestデバイスが2024年に登場予定。
Metaは2024年までに4つのヘッドセットをリリースするとの噂
The Informationによると、Metaは2024年までに4つのVRヘッドセットを発売する計画であることが、内部のロードマップがリークされた事で判明したとのことだ。計画には、安価なモデル「Quest」が2つと、「顔のためのラップトップコンピューター」として設計された、プロフェッショナル向けの業務用ヘッドセット「Quest Pro」が2つが含まれるという。
Metaの計画は延期される可能性もあるが、一気にリリースすることで、他社製品が販売される前に自社デバイスによる市場の支配を行いたい考えだろう。
新しいVRヘッドセットについて、Metaはそのうちの1つ「Project Cambria」については、既に公表している。これは別名「Quest Pro」と呼ばれるものになるようで、今回リークされた内部のロードマップによると、Cambriaは2022年9月までに発売されるようだ。
Cambriaの改良版は「Funston」と呼ばれ、これは2024年に、また別のQuestブランドのヘッドセット「Cardiff」も2024年の発売を目指して開発が進められているようだ。
Quest 3はuOLEDディスプレイを搭載して2023年に発売か
また、現在最も売れているVRヘッドセットである「Meta Quest 2(旧:Oculust Quest 2)」の後継機(コードネーム:Stinson)について、これもロードマップによると2023年に発売されるとのことだ。
Quest 3は、これまでに判明している情報によると、現在のOLEDディスプレイのアップグレードバージョンであるuOLEDを搭載する可能性が高いとのことだ。
このStinsonは、2023年10月頃に開催予定のメタコネクトで公開され、その後2023年の終わりに発売されるだろうとのことだ。
Cambriaはプロフェッショナル向けの作業用デバイスか
Cambriaこと、「Quest Pro」の価格は一部では、C原価自体が800ドル程度かかるとの話もあったため、それ以上になるとも考えられているが、Metaの広報によると「大幅に高くなる」とのことだ。
確かに、片目あたり2160×2160の解像度、バッテリー付きのエリートストラップ、アイトラッキング、複合現実体験用のフルカラーパススルーなどの先端技術が盛りだくさんであるため、高価になる事も仕方がないかも知れないが、例え800ドルとしても、Quest 2に比べると遙かに高価なこのデバイスは、ほとんどの消費者にとって簡単に購入できる物ではないだろう。
情報提供者によると、Cambriaは一般消費者向けではなく、どうやらプロフェッショナル向け、業務用ヘッドセットとしての側面が強いようで、Cambriaを「あなたの顔のためのラップトップ、またはChromebookになる」と表現している。Chromebookと表現されるように、これはどうやらAndroid OSで動作するようだが、処理能力はそこまで高くなく、Windows向けの一般的なソフトウェアが全て実行できるわけではない事も関連してるようだ。
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