虹色に輝くファンや、ピカピカ光るRAMなど、これまで、Windows PCでライティング機能を持ったデバイスを利用するには、サードパーティ製ソフトウェアが必要だったが、Microsoftは、Windows 11にRGB PCゲーミングアクセサリーのネイティブサポートを導入するために取り組んでいるようだ。
そもそも、Windows PCのライティングアクセサリや、それを制御するデバイスは乱立状態になっており、アクセサリのメーカーがそれぞれに制御ソフトウェアを開発し、リリースしているのが現状だ。その為、互いに同期できるものはほとんどなく、メーカーが異なると、協調したライティング効果を得ることは出来ない。
このように分断されたライティングソフトウェアのエコシステムは、何年もの間、光り物を愛するゲーマーたちの悩みの種となっていた。それがついに改善するとなれば、これは悩めるゲーマー達にとっては福音以外の何物でもないだろう。
TwitterユーザーのAlbacoreは、OSの最新のパブリックテストビルドで、Windows 11にこの新しいライティング体験について、Microsoftの初期の取り組みを発見した。Windows 11では、設定メニューに、明るさ、照明効果、速度、色を制御するオプションがあり、さらに、アクセサリーをWindowsのアクセントカラーに合わせる機能もあるとのことだ。制御出来るアクセサリには、マウス、AsusのCPUクーラー、Steam Deck、そして一般的なキーボードが含まれている。さらにメモリ、マウスパッド、GPUはまだ含まれていないが、システムに接続されているすべてのライティングデバイスが含まれているようだ。
もうひとつのパネルでは、各デバイスのライティングを調整することができる。ただし、選択肢は限られており、約12種類のプリセットから選ぶことができる代わりに、ほんの一握りしかない。照明効果は、単色、点滅、虹の3種類に限られているようだ。この点は、サードパーティ製ソフトウェアには及ばない。
現在のライティングソフトウェアの分断による悪夢を終わらせるこの朗報は、多くのゲーマー・Windows PCユーザーに大いに歓迎されるだろう。
Microsoftは、Windows 11のライティングサポートをまだ公式に発表していないが、同社は今年後半のWindows 11の大型アップデートで登場すると思われる、その他の多くの実験的な機能を開発している。
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