昨日、Twitterの新CEO探しの旅がついに終わり、6週間以内にその職を譲るとオーナー兼CEOのElon Musk氏が発言していたが、噂のその人物が誰なのかが本日明らかになった。

新たなTwitter CEOは“広告のプロ”

Musk氏は、元NBCUniversalの広告担当役員であったLinda Yaccarino氏が、TwitterのCEOに就任する事を明らかにし、「Lindaと共に、このプラットフォームをX、全てを網羅するアプリに変えることを楽しみにしている」と発言している。

Yaccarino氏自身も、NBCUのグローバル広告＆パートナーシップの会長職を退くことを発表した。同氏は2011年からNBCUに勤務していた。それ以前は、Turnerで約20年間、広告部門のエグゼクティブ・バイスプレジデントとして働いていた。2018年には、Donald Trump前大統領によって、スポーツ、フィットネス、栄養に関する大統領評議会に任命されている。

CEO職をYaccarino氏に譲渡した後、Musk氏は会長と、“製品、ソフトウェア、システム管理者を統括するCTO”として留任すると述べている。

既にMusk氏の強力だが歪んだリーダーシップは、意思決定の迅速化には繋がっているだろうが、コンテンツモデレーションポリシーが不安定で、検証システムに一貫性がなく、時には誤解を招くため、多くの広告主がこのプラットフォームを見限る自体に繋がってしまっている。広告会社の幹部がリーダーシップを発揮することで、企業の懸念が解消され、Twitterが依然として収益性の高い収益源であることを企業にアピールできるかも知れない。

Musk氏がTwitterのトップから退くと言った直後、Teslaの株価は急上昇した。Teslaは、数々の値下げにもかかわらず、今年中に180万台を納車するという目標に遅れをとり、Cybertruckもバッテリー生産の遅れで再び延期されるかもしれないので、Musk氏はTeslaにもっと時間を割く必要があるかも知れない。それが投資家に評価されたのかも知れないが、Musk氏には今度はTeslaのCEOも辞するのではないかとの噂も出ている。

Sources

• Twitter: Elon Musk氏のツイート