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テキストから画像を生成するAIは、最近ホットなテクノロジー系の話題の1つだが、世界でも人気の動画SNSアプリTikTokがこの機能を提供するようで、更に話題を呼びそうだ。

最近「Midjourney」や「DALL-E2」など、テキストを入力することで、人間が描いたような画像が出力されるサービスが話題になっているが、AIにテキストから画像を作成させたいなら、もっと気軽に試す方法がある。それは、TikTokアプリを使えばいいだけだ。

The Vergeによると、TikTokはAndroidとiOSのアプリに、テキストの説明をアートワークに変える初歩的な「AIグリーンスクリーン」効果を導入したとのことだ。これはOpenAIのDALL-E 2よりもずっとシンプルで、写実的な描写よりも抽象的な“何か”を生成してくれる。これはビデオの背景として利用される事を想定しているとのことだ。

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「ボリス・ジョンソンの暗殺」というテキストで画像を生成した結果(画像:The Verge)

しかし、The Vergeが分析したように、様々な理由からAIの能力は大幅に制限されているようだ。第一に、より高度なモデルを実現するには、より大きなコンピューティングパワーを必要とし、それは同社にとってコストの面からも望ましい物ではない。第二に、TikTokのユーザー数は10億人を超えており、これらのユーザーが思いつく限りの写実的な画像を作成できるようにすれば、例えばヌードや暴力的な表現があふれ、手に負えなくなる可能性もある。実際にThe Vergeでは、イギリスの元首相の暗殺や、浜辺でヌードの女性などのキーワードで画像生成を試みたが、一部関連性は見られたが露骨な結果は見られなかったとのことだ。これは、クリエイターやTikTok自身を守ることにも繋がるだろう。

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ヌード画像を生成させることを試みた結果(画像:The Verge)

何より、この効果によって、AIによる画像生成がより身近になる。DALL-E2のような実験的なツールは、まだ一部の人たちに限られている。一方、TikTokの月間利用者数は10億人を超えている。彼らのうち、AIで生成されたアートを利用する人はほとんどいないだろうが、今回の追加によって、より多くの人がこの技術を利用できるようになった。今後は同様の機能が他のサービスでも見られるかも知れない。

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