液冷機能を搭載した「OnePlus 11 Concept」が登場

masapoco
投稿日 2023年2月28日 11:09
OnePlus 11

OnePlusは、現在スペインで開催されている「Mobile World Congress」において、アクティブ冷却システムを搭載したコンセプトフォン「OnePlus 11 Concept」を公開した。「Active CryoFlux」と名付けられたこの冷却システムは、最大2.1℃の温度低下を達成でき、ゲームにおいて、秒間フレーム数を3~4fps増加させるという。また、充電中も最大1.6℃温度を下げることができるため、充電時間を30~45秒短縮することが出来るとのことだ。

Active CryoFlux」のアクティブクーリングシステムは、デスクトップパソコンでも採用されている液冷のコンセプトに基づいており、スマートフォン内部の0.2cm²のマイクロパイプで放熱液を内部に循環させ、スマートフォンの主要部品を冷却し、安定した性能を維持するという。

冷却システムには工業用圧電セラミック製マイクロポンプを使用し、スマートフォンのバックパネル下部にある2本のダイヤフラムラインに接続することで、冷却液が循環し、スマートフォンの主要部品の熱を運び出すことができるようになっている。

OnePlus 11 Conceptは、基本的にOnePlus 11をベースに、バックカバーに透明なブルーライトの形で放熱システムが見えるようにデザインされている。

ただし、簡易液冷のような機構を搭載しているとは言え、実際に液体に温度を移動させたとして、PCのようにその高温の液体を冷やすための機構(PCの液冷システムで言うラジエーター)もなく、ファンもないようで、液体がぐるぐる回るだけのシステムである可能性も否めない。そのため、その温度低下性能は限定的であり、疑問も残る。

また、OnePlusがActive CryoFlux冷却システムを市販モデルに採用するのか、それともあくまでコンセプトデザインなのかは不明だ。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • meta avatar zuck
    次の記事

    Meta、InstagramやWhatsAppに向けたAI製品を開発する新チーム発足を発表

    2023年2月28日 11:23
  • 前の記事

    カナダ、政府内のモバイル機器でのTikTok利用を禁止へ

    2023年2月28日 10:29
    tiktok image

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • android15 logo

    Google、Android 15の開発者向けプレビュー第2弾をリリース、衛星接続サポートを追加

  • snapdragon7pluskvupdate

    Qualcomm、ミドルレンジチップ「Snapdragon 7+ Gen 3」を発表、オンデバイスAIに対応

  • Appleストアに掲げられたAppleのロゴマーク画像

    Apple、米国司法省から“広範”な独占禁止法違反で提訴される

  • Google Pixel 8a 5K renders Smartprix Exclusive 2 1 scaled 1

    Pixel 8aは更に明るい120Hzディスプレイを搭載か?DisplayPort出力にも対応の可能性

今読まれている記事