OnePlusは、現在スペインで開催されている「Mobile World Congress」において、アクティブ冷却システムを搭載したコンセプトフォン「OnePlus 11 Concept」を公開した。「Active CryoFlux」と名付けられたこの冷却システムは、最大2.1℃の温度低下を達成でき、ゲームにおいて、秒間フレーム数を3~4fps増加させるという。また、充電中も最大1.6℃温度を下げることができるため、充電時間を30~45秒短縮することが出来るとのことだ。
「Active CryoFlux」のアクティブクーリングシステムは、デスクトップパソコンでも採用されている液冷のコンセプトに基づいており、スマートフォン内部の0.2cm²のマイクロパイプで放熱液を内部に循環させ、スマートフォンの主要部品を冷却し、安定した性能を維持するという。
冷却システムには工業用圧電セラミック製マイクロポンプを使用し、スマートフォンのバックパネル下部にある2本のダイヤフラムラインに接続することで、冷却液が循環し、スマートフォンの主要部品の熱を運び出すことができるようになっている。
OnePlus 11 Conceptは、基本的にOnePlus 11をベースに、バックカバーに透明なブルーライトの形で放熱システムが見えるようにデザインされている。
ただし、簡易液冷のような機構を搭載しているとは言え、実際に液体に温度を移動させたとして、PCのようにその高温の液体を冷やすための機構(PCの液冷システムで言うラジエーター)もなく、ファンもないようで、液体がぐるぐる回るだけのシステムである可能性も否めない。そのため、その温度低下性能は限定的であり、疑問も残る。
また、OnePlusがActive CryoFlux冷却システムを市販モデルに採用するのか、それともあくまでコンセプトデザインなのかは不明だ。
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