iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの大きくアップデートされたポイントは、メインカメラが4,800万画素になった点だろう。これまで長い間1,200万画素にこだわってきたiPhoneがついに更なる高解像度化に踏み出した記念すべき1台になるが、その代償として、ストレージの消費量が増加することも見逃せないだろう。最新の報告では、4,800万画素で撮影したデータは、1,200万画素のデータに比べて3倍以上のデータ量になるようだ。
4,800万画素で撮影したProRAW画像のサイズは約75MBに達するとのことだ。逆に、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの1,200万画素で撮影した同じProRAW画像は、25MBにとどまる。だがまあ、画素数が単純に4倍に増えたのだから、データ量もそれに伴って多くなるのは仕方ないだろう。
また、Appleの「Far out.」イベント後にYouTuberのSara Dietschy氏が公開した簡単なハンズオン動画では、48MPセンサーで撮影した写真を写真アプリで見ると、8,064×6,048の解像度で80.4MBのサイズになることが確認されている。
とはいえ、このことは、実は多くのユーザーにとってはそれほど気にする必要はないかもしれない。新しいiPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Maxでは、4,800万画素のセンサーを搭載してはいるが、普段の撮影では4,800万画素の解像度では記録されないからだ。これは、ピクセルビニングと呼ばれる手法を使い、隣合う画素をまとめて仮想的に大きな1画素として扱うことで、解像度を下げつつも暗所性能を上げるような設定になっているからだ。つまり、明示的に4,800万画素での撮影を選択しない場合は、これまで通り1,200万画素での撮影になるということだ。
4,800万画素での撮影は、あくまでもProRAWでの記録で、撮影後の編集を前提とした「Pro」向けの機能になりそうだ。
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