iPhone 14 Proは4,800万画素センサーを搭載したことで写真のデータ量が3倍以上になる場合がある

masapoco
投稿日 2022年9月10日 5:14
Apple iPhone 14 Pro iPhone 14 Pro Max back camera 220907

iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの大きくアップデートされたポイントは、メインカメラが4,800万画素になった点だろう。これまで長い間1,200万画素にこだわってきたiPhoneがついに更なる高解像度化に踏み出した記念すべき1台になるが、その代償として、ストレージの消費量が増加することも見逃せないだろう。最新の報告では、4,800万画素で撮影したデータは、1,200万画素のデータに比べて3倍以上のデータ量になるようだ。

4,800万画素で撮影したProRAW画像のサイズは約75MBに達するとのことだ。逆に、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの1,200万画素で撮影した同じProRAW画像は、25MBにとどまる。だがまあ、画素数が単純に4倍に増えたのだから、データ量もそれに伴って多くなるのは仕方ないだろう。

また、Appleの「Far out.」イベント後にYouTuberのSara Dietschy氏が公開した簡単なハンズオン動画では、48MPセンサーで撮影した写真を写真アプリで見ると、8,064×6,048の解像度で80.4MBのサイズになることが確認されている。

とはいえ、このことは、実は多くのユーザーにとってはそれほど気にする必要はないかもしれない。新しいiPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Maxでは、4,800万画素のセンサーを搭載してはいるが、普段の撮影では4,800万画素の解像度では記録されないからだ。これは、ピクセルビニングと呼ばれる手法を使い、隣合う画素をまとめて仮想的に大きな1画素として扱うことで、解像度を下げつつも暗所性能を上げるような設定になっているからだ。つまり、明示的に4,800万画素での撮影を選択しない場合は、これまで通り1,200万画素での撮影になるということだ。

4,800万画素での撮影は、あくまでもProRAWでの記録で、撮影後の編集を前提とした「Pro」向けの機能になりそうだ。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • 92514fc832508b153bd00116adfb5f0c
    次の記事

    iPhone 14 ProのA16チップはやはり着実に性能アップか?新たなベンチマークテストの結果ではマルチコア13%改善見られる

    2022年9月10日 6:25
  • 前の記事

    A16 Bionicチップのベンチマークテスト結果が判明、シングルスコアは伸びたがマルチは振るわず

    2022年9月9日 6:40
    iphone-14-pro-14-pro-max

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事