Teslaは、中国・上海に巨大工場「メガファクトリー」を建設し、エネルギー貯蔵製品を市場で製造するための新たな契約を発表した。
昨年、Teslaはカリフォルニアに初の「メガファクトリー」を立ち上げた。
この工場は、世界中の電力会社の大規模なエネルギー貯蔵プロジェクトに使用される大型バッテリーシステム「メガパック」の生産に特化している。
メガファクトリーは、ネバダ州の超巨大工場「ギガファクトリー・ネバダ」からの生産を補い、年間最大40GWhの容量を追加するもので、これは世界の定置型エネルギー貯蔵の容量を上回るものだ。
メガパックは、送電網の安定化や太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用を目的に、大規模な蓄電池の導入を検討している電力会社からの注文が多いため、新たな生産能力を確保したにもかかわらず、Teslaには約2年分の受注残がある。
現在、Teslaは中国に新しいメガファクトリーを発表し、さらに生産能力を増強している:
このプロジェクトは、カリフォルニアのメガファクトリーの完全コピーと思われ、年間1万個のメガパック、約40GWhの容量となるようだ。カリフォルニア同様に、上海のギガファクトリーの生産を補う物になると考えられる。
また、Teslaは、ラスロップのように驚異的なスピードで工場を建設する計画で、来期から建設を開始し、2024年第2四半期の生産開始を目指している。
同社は、中国で製造したメガパックを世界中に輸出する計画を示している。これにより、Teslaは重要なエネルギー製品の生産拠点を世界の両側で持つことができるようになる。
Tesla CEOのElon Musk氏は今週末、中国に滞在しており、その取引を成立させ、政府関係者と会談するようだ。Teslaも完全自動運転ベータ版を市場にリリースするための取引確保を目指しているという噂がある。
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