あなたの好奇心を刺激する、テックと科学の総合ニュースサイト

サイエンス

サイエンス

世界初、光を前後の時間軸に同時に存在させることに成功

今年10月と11月に行われた2つの別々の研究により、量子テクノロジーの研究において世界で初めて「量子時間反転」の実証に成功した。つまり、“光が時間的に前進と後退を同時に行っているように見える”という、非常に奇妙な状態を実現したのだ。 1つは、Yu Guo氏を中心とするグループによる “E ...


サイエンス

ヨーロッパでハッキング不可能な通信を実現する量子暗号衛星を2024年に打ち上げ予定

欧州宇宙機関(ESA)は、サイバー攻撃の脅威から情報を守るため、ハッキング不可能な量子暗号通信の基礎を構築する事を目的とした、新たな人工衛星の打ち上げについて発表した。 ESAとSES(本社:ルクセンブルグ)が欧州委員会の支援を得て合意したばかりの契約で、Eagle-1衛星はこのパートナーシップで開 ...


サイエンステクノロジー

量子コンピュータを飛躍的に進化させる “64次元量子空間”

オークリッジ国立研究所の研究チームが、量子コンピュータにおいて、光子にこれまでに比べてはるかに多くの情報を格納できるようにする強力な技術を実証した。研究チームは、8レベルのデータを光子に符号化し、それを簡単に読み出すことに成功し、これまでのシステムを飛躍的に向上させたとしている。 従来のコンピュータ ...


サイエンス

メタサーフェスを使い、従来と全く異なる方法で光子の量子もつれを生成することに成功

ドイツのマックス・プランク光科学研究所とフリードリヒ・アレクサンダー大学エルランゲン=ニュルンベルクの科学者は、アメリカのサンディア国立研究所と共同で、量子もつれ(量子エンタングルメント)にて従来の生成方法で問題となっていた点を克服した、あらたなもつれ光子対の生成方法を考案したとのことだ。 研究者ら ...


サイエンス

これまでで最多となる14個の量子もつれ状態の光子を生成することに成功

ドイツのマックス・プランク量子光学研究所研究者らは、これまでで最大数となる、14個の光子の量子もつれを達成し、新記録を樹立したと発表した。 量子もつれは、2個以上の量子が古典力学では説明できない相関をもつことで、例えば、一方の特定の性質を変えると、たとえどれだけ遠く離れていても、その相手が瞬時に(光 ...


サイエンス

12.5km離れた2つの都市間で“量子もつれ”を生じさせることに成功

量子コンピュータは、現在使われている古典コンピュータよりも強力に動作し、次元の違う処理能力を実現する物と期待されており、どこかで名前を聞いたこともあるだろう。近年、一部の研究者は、その量子コンピュータとは別に、「量子ネットワーク」という新しい通信技術の実現可能性についても模索している。これは、今日の ...


テクノロジー

中国、世界初の量子通信衛星打ち上げ ハッキング不可能な通信確立の計画を進める

中国は、8月16日(火)に史上初の量子通信衛星(Quantum Experiments at Space Scale、QUESS)を打ち上げ、ハッキング不可能な「超高度の安全性」を備えた通信システムの開発に貢献することを目指している。 中国国営の新華社通信によると、中国の量子宇宙実験衛星(QUESS ...


テクノロジーサイエンス

オールシリコン量子インターネットの実現に向けた画期的発見

カナダのサイモンフレーザー大学の研究者たちは、量子インターネットを加速させる新たな方法を考案したのかも知れない。Nature誌に掲載された論文で、研究者らは、シリコン量子ビットが互いの間に「フォトニックリンク」を生成する能力を出現させることを実証した。さらに、この同じ光通信能力は、すでに社会の合理的 ...


サイエンステクノロジー

光ケーブルを介し、量子もつれで2つの原子を33kmの距離で繋げることに成功

2030年代には量子コンピューターが実用化されると言われる。同時に心配になるのは従来型の暗号方式が使い物にならなくなることだが、それに伴い新しい安全な通信方式として開発が進められているのが、「量子暗号」だ。今回、ドイツの科学者によって、この量子暗号の実用化に繋がるブレークスルーとも言える研究の成果が ...


Ranking