SpaceXは、日本のispaceが民間企業として世界で初めて月面に探査船を着陸させる「HAKUTO-R Mission 1」の打ち上げを成功させた。アラブ首長国連邦(UAE)の探査機などを搭載した日本の民間月着陸船は、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から12月11日16時48分、無事打ち上げられたのだ。
SpaceXのFalcon 9ロケットで打ち上げられた着陸船「HAKUTO-R」は、東京に拠点を置くispace社の最初のミッションの幕を開けた。
計画通りに進めば、「HAKUTO-R」は2023年4月末頃に月面に軟着陸する予定で、日本製の宇宙船として、そして民間企業として史上初となる。
ispaceも認めているように、成功は保証されていない。ミッション1は10のマイルストーンからなるテストフライトであり、着陸はその9番目だ。10番目のマイルストーンは、月面で顧客のペイロードをサポートするための運用となる。
最も注目されるのは、UAE初の月面探査機「Rashid」と呼ばれる10kgのロボットだ。Rashidは、「HAKUTO-R」から打ち上げられた後、様々なカメラで写真を撮影し、電気を帯びた不思議な月面の環境を調べる予定となっている。
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