Sony Interactive Entertainment(SIE)は、PlayStation Studiosの大幅な人員削減を発表した。これにより全世界で約900名、全体の約8%が影響を受ける見込みとのことだ。
最も影響を受けるは、設立から22年で閉鎖されることになったロンドンスタジオだ。『This is Football』、『The Getaway』、『Singstar』、『Wonderbook』、『Blood & Truth』などのゲームで知られるロンドンスタジオは、2022年10月に次のプロジェクトを発表した。それは、イギリスの首都の現代ファンタジー版を舞台にした協力型アクションゲームだった。予想通り、このゲームもスタジオ閉鎖とともに中止されることになった。
しかしレイオフはもっと広範囲に及び、Guerrilla Games(『Horizon』)、Naughty Dog(『アンチャーテッド』、『The Last of Us』)、Insomniac Games(『ラチェット&クランク』、『Marvel’s Spider-Man』)といった大成功を収めているPlayStation Studiosにも影響を与える。Sonyはまた、2年半ほど前にPlayStationファミリーの一員となったリバプールを拠点とするチーム、Firespriteの縮小もあると述べた。FirespriteはGuerrilla GamesとともにPS VR2用ソフト『Horizon Call of the Mountain』を共同開発し、ホラーゲームに取り組んでいると噂されていた。このプロジェクトが中止になったかどうかは今のところ不明。
これらのレイオフについて、PlayStation Studiosの責任者であるHermen Hulst氏は次のように述べている:
我々はスタジオとポートフォリオを検討し、様々な開発段階にあるプロジェクトを評価しました。
これらのプロジェクトを中止するという決定は、チームメンバーの才能や情熱を否定するものではありません。
私たちの哲学は、常に創造的な実験を認めることです。素晴らしいアイデアが素晴らしいゲームにならないこともある。時には、市場や業界の変化によって計画が変更される前に、最高の意図を持ってプロジェクトが開始されることもあります。
最新の四半期報告で発表された期待外れの利益率を受けて、最近1兆円以上の時価総額を失ったSonyは、2024年の初めに従業員を大幅に解雇した多くのテック企業の一例に過ぎない。Microsoftも従業員を約8%削減し、Riot Gamesは従業員の11%を削減している。
Source
- Sony Interactive Entertainment: 当社の人員に関するお知らせ
コメントを残す