Qualcommは、来年のスマートフォン向けプロセッサ「Snapdragon 8 Gen 4」において、先月、鮮烈なデビューを飾ったWindows PC向けプロセッサ「Snapdragon X Elite」で初めて採用された「Oryon」CPUコアを搭載する計画を進めているようだ。だが、Snapdragon 8 Gen 4ではこれ以外にも注目すべきトピックがあり、新しいAdreno 830 GPUについて、噂では3DMark Wild Life Extremeの結果によると、AppleのM2よりも10パーセント高速な結果を示す可能性があるとされている。
Snapdragon 8 Gen 4の噂されるOryonコアは、Geekbench 6でのシングルコアおよびマルチコアの結果も印象的であったが、リーカーのRevegnus氏によると、Adreno 830の3D Mark Wild Life Extremeテストのスコアは、AppleのM2チップのスコアに比べて10%も優れているという。具体的には、Adreno 830は7,200ポイントを獲得したとされ、これは8コアGPUを搭載したM2との10パーセントの性能差だ。
8G4 is very powerful. Is it thanks to the 3nm process?
— Revegnus (@Tech_Reve) November 4, 2023
Adreno 830 holds a comprehensive 10% performance advantage compared to Apple M2's GPU. In 3DMark Wild Life Extreme, it achieved a score of 7200 points.
CPU is also very powerful.
– Based on Geekbench 5: Single-core 2000+…
3DMarkのWild Life Extremeは、スマートフォンおよびタブレットのチップセットを熱的限界まで押し上げ、効率レベルをテストし、一定期間にわたる持続的なワークロードをどのように処理するかを示すことを目的としている。来年発売されるSnapdragon 8 Gen 4とDimensity 9400は、TSMCの3nmプロセスで量産されると噂されているため、Snapdragon 8 Gen 3や今後登場するDimensity 9300と比較して、改善された電力効率が期待される。
Adreno 830のこのスコアは、エンジニアリングサンプルが制御された環境でテストされている可能性が高い。この環境では、チップセットはほとんどまたは全く電力制限がない状態で、またはそれを制約するコンパクトなモバイルエンクロージャがない状態で、積極的にその力を発揮することが出来る。しかし、Snapdragon 8 Gen 4が来年複数のAndroidフラッグシップスマートフォンに搭載され、さまざまな気候や高湿度レベルでテストされたときには、全く新しい結果を示す可能性も高いため、今回の結果をそのまま鵜呑みには出来ない。
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