Samsungは開催中のCES 2023にて、折りたたんだり、スライドさせたり出来る新たなディスプレイ技術のコンセプトモデル「Flex Hybrid」を発表した。
これまでにも、Galaxy Fold Zシリーズのように、折りたたみ式のスマートフォンは登場しているし、コンセプト発表の段階ではあったが、LGの巻き取り型のスマートフォン「Rollable」のようなものもあったが、今回のSamsung DisplayのFlex Hybridはこれらの特徴を組み合わせた物だ。
Flex Hybridは、Samsung Galaxy Z Fold 4のように左側に折り畳めるディスプレイを搭載し、右側には格納時に本体に巻き込まれる拡張可能なディスプレイを備えたタブレット型フォームファクタである。デフォルトでは、10.5インチ(展開時)の画面はアスペクト比4:3で、映画、テレビ番組、横向きのビデオの視聴に最適なアスペクト比16:10の12.4インチパネルに伸縮させることが出来ると言う。
また、Samsungは、「Slidable Flex Solo」と「Slidable Flex Duet」という、片面または両面のスライド機構だけを使った別の展示も行っている。昨年のIntel Innovation Dayで発表された物だが、今年のCESでは実際にプロトタイプモデルも展示されている。Samsung Displayは、両方の画面拡張技術を将来のノートPCに採用する可能性があると述べている。
さらに、Samsung Displayは、昨年発表した革新的なQuantom Dot OLEDのラインアップに、77インチテレビと49インチウルトラワイドモニターを含むいくつかの製品を追加している。また、2023年のQD-OLEDパネルについて、より鮮明で、最大25%効率化することに成功したとのことだ。これは、新しいQD-OLEDパネルの青色発光層に組み込まれた新しいHyperEfficient EL材料によってさらなる効率を引き出し、より明るいバックライトと鮮明な色の提供が可能になったことで実現したという。
また、車載用デジタル分野への参入も計画している。その第一弾として、43インチの700R曲面ディスプレイと15.6インチスクリーンを組み合わせた車両情報・乗員インフォテイメント向け製品を発表している。
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